ハンク・クロフォードのアトランティック時代をコンプしました。 | 山崎利雄のブログ

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Hank Crawford

More Soul

1961


★とうとう、我が敬愛するアルトサックス奏者のハンク・クロフォードのアトランティック時代のLPをコンプリートしましたー。


道のりは険しいようでいて、トントンと来る時もあったし、半年くらい全く見かけない時もあったし、しかし、常にjazz専門店・館に行ったならばアトランティックの貴重盤コーナーと楽器仕切りの店ではアルトサックスのコーナーは欠かさず覗きました。


コンプリート目指している最中に恐らく個人経営だと思われる都内某jazz専門店にも行った時

店主らしき僕より一回りか、もうちょい上の方に

ハンク・クロフォードとかデイヴィッド・ニューマンのLP探してるんですが、在庫でないですよねーとか図々しくも尋ねた時に、ハンク?ニューマン?誰、それ???というような顔をされてしまった時、


ああ、そうか、ハンク・クロフォードやデイビッド・ニューマンはjazzの本流ではないのだなと、初めて理解したんです。



Ray Charles At Newport

1958


★今回主役のハンク・クロフォードもデイヴィッド・ニューマンもレイ・チャールズのグループ出身でして、このニューポートのライヴ盤にも2人は参加してまして、ニューマンはテナー奏者にてグループの音楽監督なのかな?ハンク・クロフォードはレイにバリトンサックスでスカウトされたのでまだアルトサックスがメインではなかったようです。


で、



Fathead

Ray Charles Presents David Newan

1959


★デイヴィッド・ニューマンの1stリーダーアルバムはレイ・チャールズの完全なるバックアップもありR&Bとしてもjazzとして最高級かと

このアルバムはつい先日、ヤフオクにて42入札の末落札した割には900円で落ちました。僕の他に欲しがった方が1人だけだったかと笑


話ぶっ飛びました。

映画レイでもデイヴィッド・ニューマンは配役されてるのに、ハンク・クロフォードが配役されてないのは、レイ・チャールズのグループでの音楽監督の初代がデイヴィッド・ニューマンでその後がハンク・クロフォードだったからなんですねー

多分



The Soul Clinic

1961


★ニューマンの後釜でハンク・クロフォードは1959年から1963年までレイ・チャールズのグループで音楽監督を務めながらのこちらは2ndリーダーアルバム


1stがもっとソウルで2ndがソウル診療所だから

僕はしばらく2ndが1stだと思ってました。


面白いのが、一般的に歌もののSOULミュージックがまだ、リズムアンドブルーズと呼ばれてる1960年代初期にサックス奏者のリーダーアルバムに盛んにSOULという言葉を全面に押し出していた事に驚かされますね。


From The Hedrt

1963


★アトランティックのLPって、ま、他のレコード会社もそうだけど1967年あたりまでモノラル盤とステレオ盤の両方同時にリリースされていて

アトランティックはモノラル盤の方が迫力あると思っていたけど、ハンク・クロフォードに限っていうとステレオ盤も音圧も損なわず左右きちんと振り分けされててステレオ盤も気持ちいいんですよー


今回調べて驚いたのが、1961年にリリースされた1stが日本でも帯付きで同年にリリースされていたんです。







Soul Of Ballad

1963


★レーベルが白いのはプロモーション盤

実際は売りもんでなく、ラジオDJに発売前に配布したりするレコードです。

全く狙ってませんでしたが、出会うのは白盤多しでした。




True Blue

1964


★珍しくモノラル盤で見つかった通算5枚目



Dig These Blues

1965


★また、白笑


After Hours

1966


★最後まで見つからなかった一枚で

しらみつぶしにネットで探したら、日本に2枚あることが分かりました。

確か関西のjazz専門店でプロモ盤が送料込み6000円位と大阪の古本屋と中古レコード店を兼ねた店で↑写真上のステレオ盤が送料込みで1600円位、現物届いてあまりにも美品で感動したので

支払いは済んでましたが、お礼のメールをしてしまいました。




Mr.Blues

1967


★B.B.のバンドで10年下積みして

レイ・チャールズのグループで4年音楽監督をやったハンク・クロフォードなら

Mr.Bluesのタイトルに誰も文句は言いませんね



Double Cross

1968


★これも白

白レーベルが出回ったということは、それだけレコード会社が期待してサンプル盤配ったということなんだろうなと僕は思ってます。



Mr.Blues Plays Lady Soul

1969


★タイトルがカッコ良過ぎ

レディソウルと遊ぶミスターブルーズ

いや、違う

レディソウルを奏でるミスターブルーズだよね









It's A Funky Thing To Do

1971


★アトランティック傘下のコティリオンに移籍しての通算11枚目のリーダーアルバム

これも、白‼︎


で、コンプリートが嬉しくてしたブログですが

ハンク・クロフォードの音楽性を綴ったわけでもなく、白だとかSOULだとかBluesだとか言ってるだけで終わってしまいそうですが


派手さはないけど、音色が好きです。

あと、ゆったりかけるビブラートも好み


アトランティックって言えば、歌もののR&BやSOULが本流であったわけだけど、このハンク・クロフォードの10年を追いかけると、歌ものじゃないアトランティックSOULのアナザーサイドストリーが見つかるかなぁと思ったりしてます。