Curtis Mayfield
There's No Place Like America Today
1975
★カーティス・メイフィールドの作品で今まで一番聴いてきたのはこのアルバム
勿論リアルタイムじゃなく最初はCD
★こちらのCDは1998年に再発されたものだから
まだ、25年くらいしか僕はこの作品を愛聴してないのですが、寝る前とか夜聴くと不思議と気持ちが落ち着くというか、なんというか
裕福な幸せな家族をバックに
炊き出しの列に並ぶ人々
聴き始めた当初は、所詮アメリカの事
日本ではありえない日常だと思っていた。
僕なんかは、日本に生まれて良かった
この作品を聴いて胸を撫で下ろしていただけかもしれない。
ところがどうだろう、アメリカだけの事が日本でも日常になってきた。
今、全国に子供食堂が9000以上あるという
1日一食しか食べられない子が大勢いるという
金持ちは益々金が腐るほど金持ちになり
貧乏人は益々貧乏に磨きがかかり
1975年にカーティス・メイフィールドが嘆き、苦しんで、その想いを音楽に昇華した
ゼアズ・ノー・プレイス・ライク・アメリカ・トゥデイ
今日のアメリカのようなとこはどこにもない‼︎と言い切った1975年
まさか、な
2023年の日本だって大して変わらないじゃないか
ゼアズ・ノー・プレイス・ライク・ジャパン・トゥデイと言い換えてもおかしくない。
んー、なんか、うだつの上がらないオッサンの戯言になってしまい恐縮ですが
最近びっくりしたのが
日本の素晴らしいミュージシャンにして世界的なレコードコレクターである山下達郎氏のフェイヴリットアルバムがこの『ゼアズ・ノー・プレイス・ライク・アメリカ・トゥデイ』である事がわかりました。
恐らく、軽く10万枚以上はレコードを所有し聴いてきた氏が、唯一、僕を救ってくれるレコードは
この作品だと、ラジオで喋り、雑誌のインタビューとして掲載されているという
僕は氏のレコードもCDも一枚も所有してないしレコードも一枚通して聴いたことがないのですが
唯一救ってくれるレコードという事実に痛く感激してしまいました。
だけど、僕とて、そうなんですよ
あと何回、このアルバムに救ってもらわなければならないのだろう