らぁ麺 飛鶏 @春日井市 〜「鶏そば+煮玉子」 | としくんの「ぶらぶラーメン日記」

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らぁ麺 飛鶏
春日井市(味鋺)

【メニュー】鷄そば+煮玉子
【価格】680円+100

[訪問時期] 2020年9月中旬(平日) 昼
[注文方法] 券売機にて
[スープ] 鶏/清湯
[味] 醤油
[麺] 中細麺(140g位)
[トッピング] チャーシュー、鶏チャーシュー、メンマ、味玉、三つ葉
[卓上] ゆず七味(鶏そば用)、黒胡麻(鶏白湯そば用)



「あす花」の喪失感を埋める旅。
朝イチの用件を片付けて春日井に向かい、「味鋺(あじま)」駅からテクテクと10分強。
駅名はおろか、最初は「あすか」との店名も読めなかったが、どうやら飛鳥をモジったのだろう。
11時到着で先待ち5名、店外待ち椅子もちょうど5席💦
その後どんどん待ち列が伸びていき、開店時には30名超。
さすが愛知県に5つしかないビブグルマン店のひとつ、凄い人気ぶりに驚いた。



メニューは鶏清湯、鶏白湯、数量限定の濃厚鶏白湯と濃厚つけ麺で、この日は清湯のつけ麺は未提供。



デフォの表題を煮玉子付きでチョイス。
ワンロット2~3杯の丁寧なオペで、15分強待ってご対麺となった。



■ スープ
お店の案内によれば、純系名古屋コーチン、宮崎地頭鶏を使った出汁に、鶏節で風味付けした鶏100%スープ。
醤油は弓削多はじめ生醤油系のブレンドという。
まずレンゲを入れた途端に、鶏と醤油の香りが立ちまくり、これが何とも言えぬ濃密さと上品さ。
強めの鶏にキレ系醤油を合わせたスープは、正直巷に溢れたタイプではあるが、終始心地良いこの香りと、鶏油に頼らないピュアな旨味は特筆に値する。
鶏節の貢献が大きいのかな。



卓上の「鶏そば用」と書かれたゆず七味を、珍しく序盤から使ってみたのだが、穏やかな酸味が醤油を円く落ち着かせ、既視感を覆ってくれた。


■ 麺
自家製の全粒粉入り、やや扁平な中細ストレート麺。
北海道産の専用粉を使っている。
箸先に伝わる質感通りのハリとコシを感じながら、それを包み込むのは滑らかさとしなやかさ。
硬軟の豊かな表情を楽しむと共に、ふわっとこぼれる香りにうっとりする。
素晴らしい麺だと思うし、この感じならつけ麺も美味しいだろう。




■ トッピング
チャーシュー2枚、鶏チャーシュー、メンマ、味玉、三つ葉。


豚モモ肉のレアチャーシューは、素材の上質さが伝わる軟らかさとしっとり感で美味しいのだが、熱が入るとややパサッて来る印象だったので、早めに食べてしまいたい。
鶏ムネ肉の低温調理も食べる前にスープ熱が移ったか、レア感よりふっくら感が勝った。
仄かに薫薫が載って来る。


煮玉子はやや緩め仕上げで、味の染み込みが若干薄いか。
変哲無さげなメンマは、筋の当たらないサクコリ食感、和出汁が染みた味わい共に気に入った。





■ 感想など
そもそも塩派なので、このタイプのラーメンの旨さが、皆さんほどには分からない。
でも今回は、鶏、醤油、小麦、更に三つ葉を交えた「香り」の主張と調和に、惹かれたようだ。
昨日の「汐そば 雫」に続いて、自家製麺の美味しさにも感心。
ビブグルマンを受賞してもなお、この一杯を680円で提供し続ける姿勢にも頭が下がる。
またいつか戻って来たいお店だ。

ご馳走様でした。