日の丸さんじ @台東区 ~「鴨カレー南蛮つけそば」 | としくんの「ぶらぶラーメン日記」

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日の丸さんじ

台東区(稲荷町)
 
【注文】鴨カレー南蛮つけそば
【価格】 1000円
 
[訪問時期] 2017年7月下旬(平日) 昼
[注文方法] 券売機にて
[出汁] 鴨/清湯
[味] 醤油+カレー
[麺] 平打ち中太微縮れ麺(180g位)
[具] (麺)三つ葉、(汁)鴨肉、玉ねぎ、刻み葱

★常時提供されているメニューではありません。
 
 
鴨カレー南蛮を提供との呟きに吸い寄せられて日の丸さんじ。
この春に汁そばバージョンが出ていたが、生憎都合が合わずに地団太を踏んでいた。
麺友さんがこの前日に発表した穴場時間帯に、その麺友さんと待ち合わせて訪問。
発表の影響で逆に混んでいたら。。。と不安も過ぎったが、確かに待ちなしでスルッと入れた。
 
 
 
しかも運よく座れたアリーナ席で、まゆちゃんから届いた一杯とご対麺。
 
 
麺皿
浅草開化楼製の全粒粉入り平打ち微縮れで、前回は中細と書いたが、切り刃的には中太が適切だろう。
 
 
 
トロンとした昆布水に浸り、その旨味をまとって口当たりも滑らか。
唇や舌をくすぐるランダムな食感、強いコシ、芳醇な小麦風味。。。この麺は個人的にどストライク。
麺量は180g程度と控えめで、炊き込みご飯と合わせて注文される方も多い。
傍らにはやや多めの三つ葉
 
 
つけ汁と具
カレー風味がブワッと先制するが、余韻をじんわりと支配するのは鴨醤油の旨味
サラッとした醤油ベースのつけ汁に、フワリとカレーを効かせたような、当店ならではのカレー。
辛味は不思議なほど後を引かず、鴨の旨味とカレー風味とを見事に両立させている。
 
 
 
つけ汁中には、鴨肉、玉ねぎ、サク切り葱と、醤油にもカレーにも相性が良い面子。
提供直前にスープでさっと煮られた鴨肉は、スープに更なるコクを落し続けていく。
 
 
麺をサッと潜らせて啜る。
麺に絡んだ昆布水がつけ汁と結合し、正に
カレー南蛮的なナチュラルなトロミを醸し出す。
麺とのバランスも文句なし。
 

カレーに山椒が合うとは思えないが、ものは試しにと入れてみたら、これが憎いほどにベストマッチ。
醤油ベースの和風カレーとは言え、目ウロコの驚きだった。
 
 
残ったつけ汁に白飯をぶっ込んで搔き込みたい衝動に駆られたが、生憎日の丸には白飯は無いようで。。。
ラストは
昆布水で割ったスープを、丼を持ち上げて完飲してフィニッシュ。
 
 
■ 感想など
他店に見られるような濃厚なカレーではなく、お蕎麦屋さんのドロッとしたカレー南蛮でもない。
これほど
サラッとしたつけ汁なのに、その中ではカレーと鴨清湯醤油の駆け引きが繰り広げられる。
そして、
結局は鴨醤油の和な旨味が主役だと気付く。
一般のカレーのように辛さを求めなければ、そんな不思議な「さんじ風」に嵌まること請合いである。

 
ご馳走さまでした