立ち呑み居酒屋 金町製麺 @葛飾区 ~「手打ち中華そば、鯛と海老塩そば他 全6種」 | としくんの「ぶらぶラーメン日記」

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立ち呑み居酒屋 金町製麺
葛飾区 (金町)


【注文】手打ち中華そば、鯛と海老塩そば他 全6種
【価格】 コースに含まれる

[訪問時期] 2017年2月中旬(平日) 夜
[注文方法] お任せ、後会計

一部を除いて、当日限定のメニューです。



常連の麺友さん主催のオフ会に参加させていただいた。
仕事がやや押して途中から合流し、店主さんお任せのコース料理に飲み放題のラオタ宴会プラン?を堪能。



その終盤に次々繰り出された麺も皆でシェアしたのだが、概要のみ写真と共にレポしておくことにする。



手打ち中華そば
当店不動のレギュラー麺
雉ガラ・鶏肉・昆布・香味野菜にキレ系ブレンド醬油を合わせた淡麗清湯で、七彩系らしい手打ち幅広なボコピロ縮れ麺が良く合う。
具はチャーシュー、鶏チャーシュー、メンマ、刻み葱2種。
何度かいただいているが、食べる度に美味しさが増している感じ。



鯛と海老の塩そば
鯛出汁にふわりと海老感が載った潮を感じる淡麗清湯塩に、揚げ葱でアクセントを付けている。
麺はしなやかな多加水細ストレート。
具は鶏・豚2種のチャーシュー、海老団子、小松菜、大根、三つ葉、刻み葱。
鯛出汁を吸った軟らかい大根が印象的だった。



焼きラーメン
細い中華麺に豚バラ、もやし、木耳、人参等を炒め合わせ、醬油系で味付け。
焼きビーフンのようなあっさり味に、添えられた紅生姜のアクセントが効いている。
麺がべチャッとすることもなく、硬茹でのコシで楽しませてくれるのは流石。



キノコのベジポタゴルゴンゾーラトリュフ塩仕立て
今回最も驚かされた異色の創作麺。
ベジポタに溶かしたゴルゴンゾーラチーズを合わせ、キノコと上品なトリュフがふんわり香る。
超濃厚シチューのような感覚で、その粘度たるや殆ど固まる寸前。
巧みなバランスでゴルゴンゾーラの癖を抑え、食べやすい。
硬茹でで歯応えを残した細麺、具はレアチャーシュー、小松菜、刻みアーリーレッド。
メガハイが進みに進む、最高のツマミだった。



手打ちの豚清湯のつけ麺
シンプルなつけ麺だが、まずその麺に驚く。
1食目の麺とは異なる手打ち太麺で、瑞々しいうどんライクなタイプは当店でお目にかかったことがない。
つけ汁はあっさり鶏かと思いきや、豚清湯だと聞いてまた驚く。
いったい何種のスープを炊いているのだろうか。



汁なし担々麺
ラー油たっぷりのタレと、スパイシーな辛肉ミンチとを混ぜ合わせることで、担々風味を醸し出してるようだ。
かなり本格的な担々味で、中細麺への絡みは抜群。
レベルはヘタレ的にやや辛の許容範囲、山椒の痺れとゴマ風味が程よく効いている。
…と書いていたが、麺友さんのレポで、この日は辛さを違えた2バージョンが提供されていたと判明。
自分はヘタレ用を食べていたらしい。



■ 感想など
10時過ぎまでほぼ満席が続くお店で、厨房を独りで回す店主さんが、次々入るオーダーを捌く傍らで作ってくれた麺6種。
その「神オペ」ぶりも凄いのだが、ひと口ずつのシェアながら、どれもレベルの高さが容易に分かる傑作揃い。
しかも、この内4つほどは当日のメニュー表にはないもの。
たった数杯のために何種類のスープや麺、具材を用意しているのだろうかと、店主さんの「神仕込み」にも脱帽である。

この機会を作ってくれた麺友さんに感謝。

ご馳走さまでした。