MENYA 食い味の道有楽 @柏市 ~「睦月の一杯☆鶏スープ天然柚子 IN大蛤(B)+蛤追加」 | としくんの「ぶらぶラーメン日記」

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MENYA
食い味の道有楽
柏市(北柏)


【注文】睦月の一杯鶏スープ天然柚子塩 IN大蛤(B)+蛤2個追加
【価格】1500円+600円

[訪問時期] 2017年1月中旬(休日) 昼
[注文方法] 券売機にて
[出汁] 鶏+魚貝/清湯
[味] 塩
[麺] 中太麺(140g位)
[具] チャーシュー2種、大蛤、メンマ、小松菜、ハジカミ、柚子皮、刻み葱2種
[その他] 温玉ご飯



1月限定をいただきに開店時間少し前に到着。
「中で待ってて~」JKの好意に甘えると、既に数名が店内で待機中。
寒い冬、猛暑の夏場、どの店でも出来そうなサービスなのに、実際に気を遣ってくれるところは少ない。

今月の一杯は(A)スタンダード(鶏ベースに大蛤1個、柚子)、(B)スタンダードに大蛤1個追加、(C)店主にお任せ(Bに蟹が加わる)とのこと。
まずはシンプルに蛤の旨味を味わおうと、今日は(B)をチョイスし、ダメ押しに大蛤@300円を更に2個追加してみる。



やがてJKから届けられたのは、初めて間近に見る黒の大丼
確かに巨大な天然大蛤4つは、通常の丼には収まりきらない(笑)



スープ
鶏の旨味が詰まったスープで、注文を受けてから活大蛤を煮込んでいく
貝特有の白みがかった出汁が確り出て、鶏と拮抗する旨味の競演に思わず溜め息が漏れる。
丼サイズに合わせてスープ量を調整してくれているのだが、その塩梅もジャスト。
今回のもう一方の主役が柚子
序盤に香りで楽しませてくれた柚子が徐々にスープに影響し始めるのだが、その風味にも動じない鶏と蛤の存在感。
本物の天然柚子は鮮烈な風味を爽やかに伝え、他の素材の邪魔はしない。
ネーミングに違わない、いやネーミングだけでは想定できない美味しさだ。




チャーシュー2種、大蛤、メンマ、小松菜、ハジカミ、柚子皮、刻み葱2種。

蕩ける様な紫峰豚肩ロースのレアチャーシュー
赤身の旨味と脂身のヤワトロ食感のバランスが良いバラチャーシュー




こんな絶品を脇役に追いやってしまうのが、4個の富津産天然大蛤だ。
レンゲと共に撮った写真をご覧いただければ、その大きさに驚くことだろう。



直前にスープで煮込まれ十分過ぎる出汁を落とした後だが、プリッと軟らかい食感も蓄えた旨味も、他所では中々味わえない上物だ。




そして天然柚子の素晴らしさについては、既に触れた通り。




菅野製麺所製の中太ストレート
先日も鴨スープでいただいたばかりで、強い清湯に確実にフィットする。
ツルプリッとした啜り心地、やや強めの歯応えと喉越しの良さが印象的。
麺友さんも仰っている通り、これだけの麺でありながら、圧倒的な具材とスープの前にどうしても陰が薄くなりがち。
ある意味可哀想な存在だ。
麺量は140g程度かと。



〆ライス
温玉ご飯を極上スープに浸し、巨大な蛤の身を載せ、〆の雑炊風にいただく。
言葉不要の美味しさにうっとり酔いながらのフィナーレ。




■ 感想など
天然の活大蛤、天然柚子と、今回も本物に拘った素材の良さが、ヒシヒシと伝わる一杯。
実は昨年鳥取の居酒屋で地物の大蛤を食べる機会があり、確かにもうひと回り大きいものだったが、1個2200円していた。
これだけの逸物をこの値段で味わえること自体、道有楽が良心の「ラーメン屋」として商売をしてくれているお陰なのだと思う。
今年も本物の素晴らしさを味わいに通い続けたい。

ご馳走さまでした