麺庵 小島流 @板橋区 ~「鶏清湯 背脂清湯ら~めん」他 | としくんの「ぶらぶラーメン日記」

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麺庵 小島流
板橋区(板橋本町)


【注文】鶏清湯 背脂清湯ら~めん
【価格】 通常は750円

[訪問時期] 2017年1月中旬(休日) 夜
[注文方法] コース料理の〆の一杯
[出汁] 鶏+魚介/清湯
[味] 塩
[麺] 手揉み中細麺(150g位)
[具] チャーシュー、鶏チャーシュー、穂先メンマ、バラ海苔、刻み葱2種、糸唐辛子
[その他] コース料理中に「3種チーズの和えそば」あり



小島流さんを貸し切って、麺友さんたちとの新年会。



イタリアンバル小島
この日小島店主が腕を振るってくれたプレミアムな料理の数々を、写真と共に紹介しておく。
①キャビア添え鮟肝のテリーヌ、赤海老
②茸とベーコンのホイール焼き、コラトゥーラ醤油にて
③真鱈の白子、焦がしネギソース
④フランス産うずらのソテー、クリームチーズスプレッド添え
⑤A5黒毛和牛の温カルパッチョ、ウニを巻いて

[左上から①⇒⑤]


3種のチーズの和えそば
④と⑤の間に、中華麺を使った「3種のチーズの和えそば」が提供された。
使うチーズはパルメザン、ゴルゴンゾーラ、グラナパダーノ。
フォンデュのようにトロトロに煮込んだチーズを、アルデンテな平打ち麺に絡めていただく。




ブラックペッパーが絶妙に合い、100gの麺でワインが進む進む。
かなりの手間をかけたパスタ風和えそば、これは印象深い一品だった。



〆のら~めん
〆の一杯はレギュラーメニューを食べていただきたいとの小島さんのご意向で、望むところと選択したのがこちら。
焼きアゴを合わせたバージョンはいただいたことが有るが、ベースの鶏清湯も興味があった。



スープふくよかな鶏が充満する淡麗清湯で、その厚みと丸鶏ならではのコクが印象的。
塩ダレに潜む鯵干しなどの魚介が鶏を一層引き立て、旨味が生き生きしているように感じ取れる。
多種の素材を合わせた複雑性より単一素材を極めたいとの、小島流の真骨頂
円やかな背脂もスープに過度に干渉せず、適度な距離感でコラボしている。



は三河屋製麺製の中細ストレート
しなやかな口当たりで歯応えや歯切れも良く、軽快に啜れる
スープの絡みも上々で、吸着する背脂のコクが印象的。
麺量は150g前後だろう。



チャーシュー、鶏チャーシュー、穂先メンマ、バラ海苔、刻み葱2種、糸唐辛子



小島店主の腕で丁寧に作り込まれたレアチャーシューは極々薄めの味付けで、ナチュラルな肉の旨味を満喫できる。




穂先メンマも同様に、コリッとした筍の食感を存分に感じさせるもの。
当店でバラ海苔とは珍しいが、磯の香りを漂わせるアクセントとして上々。



■ 感想など
〆のラーメンは奇をてらわずに素材の美味しさを前面に出したもの。
オーソドックスで隙のない、言い換えれば優等生タイプでもあるが、それがレギュラーメニューに求められるポイントだ。
レギュラーメニューが美味しいとは素晴らしい。

イタリアンとラーメンのフルコースを堪能し、ワインもかなりいただいて、一人当たり6000円台の夢のようなお値段。
都心のレストランでは考えられない。

ご馳走さまでした。




麺庵 小島流
東京都板橋区本町32-12 サンライフ本町10

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