無騒音のコンクリート解体
改修工事は無人の建物を工事する時は楽なのですが、大抵の場合はその建物で仕事をする人達が日常の業務を継続したまま行う「いながら施工」になります。
工事の手順や安全のための区画など、改修設計の時から出来るだけのことを考えて計画します。
停電や断水をせねばいけないこともあり、施工者や設計者、そして事業者を悩ませます。
そんな数ある悩みの中で最大のものが「コンクリートをはつる」工事です。
はつるとはコンクリートを壊すことで、通常はコンクリートブレーカーという機械を使って砕いてゆくのですが、この時の騒音と振動はそれはもう凄いものです。もともと頑丈にするための材料ですから簡単には壊れません。時間も随分かかります。
病院改修の場合は入院中の患者さんが大勢おります。ただでさえ具合が悪い方々に、「音と振動が凄いですけど我慢してください」とお願いするのは辛いものです。
そこで昨年行った病院の改修工事では、コンクリートの解体工事に「スプリッター工法を用いること」と設計図に盛り込みました。
スプリッター工法とは油圧式破砕機のことを言い、低騒音、低振動、無粉塵での破砕が可能なことをうたい文句にしています。
元々トイレがあった範囲はコンクリートで20センチほど床を上げていました。そこを浴室に改修する計画なのですが、バリアフリーで入浴出来るようにするために、この20センチ嵩上げされた床を壊す必要がありました。
解体しようとするコンクリートに孔を開けて、その穴に油圧クサビを挿入します。中に入ったクサビは油圧の力で思いっきり広がろうとします。この力は実はかなり強力な力で、最大800t以上の力が出るとされています。コンクリートは内側からの力を受けて破砕されます。通常のブレーカーはひたすら打撃による破砕ですから、騒音と振動の差は明らかです。
「そうですね、随分違いますね。通常の解体に比べたら騒音は10分の1位じゃあないでしょうか。」と工事を担当した所長が言っておりました。
工事を行う際に、どこまで気を配ることが出来るか、とかく改修工事は難しいことだらけです。
でもこの工法でも全く音が出ない訳では無いのです。もしかしたら入院中の患者さんには「うるさいな」と思われたかもしれません。普通の解体とスプリッタ工法による解体の騒音を聞かせる訳にも行かないので比べようがありません。
ご迷惑をおかけしてすみません。でも色々と工夫しておりますので、ご容赦下さい。そんな気持ちです。
こちらのホームページでもご案内します。
都志デザイン介護セミナー
7月20日に 都志デザイン主催の介護セミナーを開催しました。
ご参加いただいた皆様ありがとうございました。
当日は台風の影響が心配され参加できなかった方もいらっしゃったので、次回また声をかけさせていただきます。
まず群馬県中之条町のツインプラザという施設でセミナーを行いました。
ここは図書館や地域の方々の集会などに利用できる施設です。
まず船井総研の窪田先生による介護事業の経営力、サービス力アップのためのお話、続いて都志デザイン馬場による、弊社設計物件の紹介、公募への応募方法などをお話いたしました。
多くの介護事業者とお仕事をされている窪田先生ならではのアドバイスをたくさんいただきました。
弊社も介護業界のニーズにあわせた施設をご紹介いたしました。
続いて、同じく中之条町にある弊社設計のなかのじょう在宅ケアセンターを見学していただきました。
最近完成したばかりの施設で、ショートステイ、デイサービスを行っています。
これからも弊社は介護施設に関するセミナーを行っていきます。
ご参加お待ちしております。
こちらのホームページでもご案内します。
都志デザイン 須加
なかのじょう在宅ケアセンター
介護福祉施設のインテリアはどうあるべきか?
明るく、安全で、安らぎがある、安心、そして分かりやすい、
そのためには、介護者と被介護者が、目線の行き届く範囲で交流できることです。
小規模の介護福祉施設は、大規模施設に較べて、それがやりやすい。
大規模でも、ユニット型、2ユニットワングループで、適度な距離と近密性を確保する。
ローコストで、介護者の負担をできるだけ軽減する。
ある程度のスケールでないと採算が合わない。
介護福祉の経営は大変です。
そんな中で、設計者と介護のエキスパートが知恵を絞って計画した介護施設のインテリアです。
デイサービスの右が和風の入り口、左が静養室の入り口です。
手すりがないところは家具をおきます。
左はまどを開けると一体に使える半屋外のスペースです。
2階のショートステイの共同生活室は、高い天井からのトップライトでいつもあかるい。
網戸を設置してあるので、夏の夕方は通風もいれられます。
天井からぶらさがっているのはなんとスプリンクラー。
ろうそくみたいですね。
個室の畳部屋、ベッドでないと介護や日常の寝起きが大変。
でもたたみしかだめな人にはバリアフリーの畳部屋です。
この施設では、色彩をサインとして活用しています。
方向感や位置を色によって識別できるようにするのが基本です。
そして楽しく。
これは乳幼児や病院の施設計画でもおなじです。
今月7月20日の見学会には皆さんぜひきてくださいね。
都志デザイン 馬場
デイサービス、ショートの内装
中之条在宅ケアセンター
群馬県中之条で介護福祉施設が7月より開所しました。
明るく機能的な施設をハイクオリティでローコストでまとめあげています。
今月20日はセミナーと見学会を予定しています。
ぜひお越しください。
最新の施設です。
東日本大地震にもめげずに竣工し、補助金もかろうじていただきました。
右が玄関入り口 車が乗り入れられます
1階のデイサービスには、半屋外のピロティがついています。
みないと損ですよ。
1階はデイサービス、地域交流センター
2階はショートステイ 2ユニット ワングループ
浴室や共同生活室 ステーションを中央にまとめて
介護者と 入所者が いきがあった生活ができるように配慮しています。
まずは外観から御覧ください。
とても、介護福祉施設には、みえないでしょう、
何に見えます?
保育所? レジャーセンター? こどもプラザ?ホテル?
次は内部です。
共同生活室です。中央にステーションがあります
浴室です。コーナーが丸くしてあります。
もっと見たい人はぜひ見学会にきてください。












