病院・介護施設の改修・増改築の得意な設計事務所ブログ -32ページ目

病室(多床室)

病室(多床室)


個室的多床室とは次のようなことに配慮して計画された病室です。


①ベッド間の視覚的干渉を少なくする


②各ベッドに窓を設ける


これらを計画に盛り込み、多床室でも個室に近い施設環境を生み出そうという試みです。

実例として以下のプランを挙げますが、一般的多床室より間口が広くなる傾向があります。



<Aタイプ>
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面積: 29.4㎡

1床あたり面積: 7.4㎡

間口: 6.9m

奥行: 7.2m




<Bタイプ>
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面積: 42.0㎡

1床あたり面積: 10.5㎡

間口: 8.1m

奥行: 7.2m



<Cタイプ>
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面積: 41.4㎡

1床あたり面積: 10.35㎡

間口: 9.0m

奥行: 6.3m




<一般多床室>

もっともコンパクトでコストも低い
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面積: 36.0㎡

1床あたり面積: 6.0㎡

間口: 6.0m

奥行: 6.0m



<空調システムについて>
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病室(個室)

病室(個室)


急性期病棟では個室を採用し、患者のプライバシーを確保し、患者の尊厳を守ろうという傾向があります。

個室化の利点は次のようなことが挙げられます。


①感染防止に有効:個室での隔離は院内感染防止に有効です。


②患者の急変時の対応がしやすい:他の患者への影響なしに処置が行えます。


③医療介護の処置が行いやすい:排泄や医療行為が行いやすくなります。


④患者家族の精神的安心感:相部屋によるストレスがなく患者家族が気兼ねなく行動できます。


⑤ベッドコントロールがしやすい:備品補修や維持管理もしやすく、医療科、性別、年齢に関係なくベッドコントロールができます。


逆にデメリットとしては以下の点が挙げられます。


①患者観察が非効率的


②採算性の問題:無料個室は経営を圧迫します。


③長期在院患者のストレス:長期在院の患者には精神的にストレスを感じる患者もでてきます。


④密室での医療従事者へのハラスメントの危険



■事例


<一般個室>                       <重症個室>

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<個室のレイアウトいろいろ>

・Aタイプ                           
病院・介護施設の改修・増改築の得意な設計事務所ブログ-個室A   

面積:17.5㎡

間口: 3.2m

奥行: 6.7m


・Bタイプ

  病院・介護施設の改修・増改築の得意な設計事務所ブログ-個室B

面積:22.6㎡

間口: 3.6m

奥行: 6.3m



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ICUのデザイン

院内感染を予防し、治療エラーを減じ、患者が快適に過ごせる静かでストレスの少ないICUの計画とは。


①重症度に対応できる設備。メディカルハンガーなどの天井吊の設備機器では頭部や気道へのアクセスが良い。生命維持システムの確保。


②窓があることで方向感覚が改善され、生体リズムの変調が防止できる。また外部の自然を眺められる。インテリアは暖色で暖かみのある雰囲気とする。


③音環境に配慮された室。天井などに吸音材が使用されており、壁も音が反響するようなタイルではなく、館内放送もコントロールされていること。


④光環境に配慮された室。治療過誤を防ぐためには高照度が必要であるが、タスク・アンビエント・ライティング※の手法により、患者がまぶしさを感じないような照明計画とする。

※タスク・アンビエント・ライティング:壁や天井のアンビエント(周辺環境)照明で全体を照らし、タスク(作業)照明で局部的に照らす方法


⑤近接したナースステーションと情報管理。他の部局とネットワークにより情報を共有できるシステムが確立されている。病床でデータ入力ができ、ネットワークに接続できる。


⑥ベッドサイドでの検査が可能なスペースと設備が考慮されていること。


⑦陰圧、陽圧のコントロールができること。全外気空調システムやHEPAフィルターなどの高度空調システムが配慮されていること。


⑧院内感染防止のために、新規入院患者を収容できる個室ICUを備えていること。病院内での患者搬送率を下げることで患者のリスクを低減できる。



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ハイブリッド手術室

ハイブリッド手術室とは、血管造影装置を備えた手術室のこと。ひとりの患者に内科医が血管造影装置でカテーテル手術を行い、その後外科医がバイパス手術を行うことができるので、2回の手術を1回で済ませることができます。

つまり2回の手術を1回で済ませられるので、麻酔回数や入院期間を減らすことができます。

これは人工透析患者が多い病院では有効なようです。



病院・介護施設の改修・増改築の得意な設計事務所ブログ-アンギオ  血管造影装置(アンギオ室)


手術室まわりでは、麻酔医師控室、説明室、手術管理ステーション、中央材料室、減菌保管庫、オペ器材庫に加え、回復室も設けられるようになってきています。


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進化する手術室

7年前に新装した手術室が、手狭になりました。

3室あった手術室の1室が、機在庫になってしまったのです。

なぜか?

手術の道具が、いっぱい増えたからです。

医療器具の進歩はすさまじく、内視鏡やらなんでもモニターや付属機器だらけになっています。

保温庫、保冷庫、保凍庫も必要だし、進化した医療器具にはスペースはどれだけあっても

たりません。

たとえば、このような状態は普通です。


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高度医療設備で足の踏み場もない手術室は、なんとかしてあげないとね。

医療機器用の付属機器だけでなく、手術全体のモニタリングシステムも最近では

導入されています。

医療ガスもシーリングからとるのが、便利なようです。


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これは、伸長型でシーリングアームといいます。

固定型で上下に伸びたり縮んだりがシーリングコラムです。


新しい手術室では光触媒抗菌パネルを使用する例も増えているようです。

抗菌パネルより、高性能の抗菌性が実証されているようです。

でも、大切なのは、手術を行う手術台のところのクリーン度です。

ここでのクリーン度を保っていれば、実は米国などは土足で手術をしているのです。

また、窓がある手術室も欧米では増えています。


手術室も時代に対応して、進化が求められています。

まずは、機材庫を設置して、スペースを確保する計画からスタートします。


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