中国の展示館設計
東莞展示場計画の現地調査と打ち合わせに行って来ました。
やはり現地をこの目で見ないと何事もスタートしません。
敷地の状況、雰囲気、動線。
そして内部空間の状況、スケール感、外の景色。
目で見るだけでなく、肌で感じ、音や匂い、足に響く感触まで必要な手がかりとなりえます。
中国の東莞は深圳の近くにある大きな街です。
中央には市庁舎を中心に置いた広大な広場があり、広場の周囲には劇場、青少年センター、会議場、その他主要な公共建築が並んでいます。
今回計画している展示場が入る建物も、市庁舎から近い市の中心部にある非常に便利な場所に位置していました。
未だ出来て間もない新しい建物ですが、テナントに対してはスケルトン渡し、すなわち内装は全く手をつけていない状態で引き渡されます。
中国では分譲でも賃貸でもそのようにされることが主流で、マンションでも内装は別途自分で行うか、あるいは別の会社に内装工事を新たに依頼するのです。
したがって、今回の計画であるフロアもさながら工事中の現場そのままです。
床には砂埃が積もり、剥き出しの鉄筋が何本もあって歩くときは要注意です。
しかし、実際に見る空間は予想していたよりも広く、天井高さも十分高いものでした。
また、事前の情報では判らなかった消防設備の配置や設備配管の様子も判ります。
そして何より、建築主がどのようなものを望んでいるのかが伝わって来るのです。
打合せの後は会食。
自社だけでなく、様々な業界の人達が集まって酒を飲みながら情報交換と雑談、そして親睦を深めて行きます。
しかし皆凄い沢山食べるし、大量に飲みます。
こういう集まりをどのくらいやっているのと訪ねたら、「毎日」と返事が来ました。
え?毎日??
中国のエネルギーの源はこの辺りにあるのかもしれません。
都志デザイン 本田忠敬
スポーツジム風のデイサービス
都内でスポーツジム風のデイサービス(約100㎡)が着工しました。
弊社がコンサルタントを行い、全体の調整をしました。
100㎡以内なので、用途変更手続きは不要ですが、建物全体が住宅なので、全館に煙感知器の設置が義務付けられていて、オーナーサイドで防災工事を併行して行っています。
施設はトレーニングジムのようなスタイルで、スウェーデンから輸入したトレーニング機器を使用します。
浴室も調理場もない、まさに高齢者のためのスポーツジムです。
老化が進まないように体を鍛えることができます。
送迎もタクシーを使用したりと、いままでとは違った新しいタイプのデイサービス施設です。
虫歯の予防コーナー
既存建物を介護施設に
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中国での展示館設計
中国の友人より、日本の中小企業製品のための常設展示館の設計をしてほしいと依頼がありました。
香港と広州の間、 深センに近いところに1000万人の都市「東莞(とうかん)市」があります。
東京ほどの人口をもつ都市が、中国にはあちこちにあるそうで、驚きです。
ビルも23万㎡という広さで、驚きです。でかい!
そのうちの700㎡ほどが展示施設になります。
日本製品は品質の高さから羨望の的だそうです。
こちらから展示システムを提案し、現地で施工することになります。
ビルと内部の計画案は以下の通りです。
海外事業者との打ち合わせも可能です
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ドライブスルーの保育園
ドライブスルーの保育園
東京近郊の都市での保育所の公募に当選しました。
駅近ですが、この辺りでは送迎もほとんど車だそうです。
そこで車送迎にあった計画を検討しました。
幸い2方向が道路だったので、車が通り抜けられるような計画としました。
外観イメージ
内装はオープンスクールのように、間仕切りで各階3部屋が1部屋になるようなフレキシブルな空間を計画しました。
見通しがきく保育室
インテリアはともかく明るく楽しいデザインにしようと、いろいろな演出を考えています。
森のかくれんぼ 可動間仕切りイメージ
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病院建築のQ&A
病院建築の疑問あれこれ
1.「病院らしくない病院」、「ホテルのような病院」はよいのでしょうか?
ホテルのようなゴージャスな雰囲気のためにコストをかけるのであれば、その分を癒しのために使ったほうがよいでしょう。患者や医療従事者の快適性や病院の機能のためにコストを使うべきでしょう。ホテルのような特殊な照明、内装材を使用すれば、電球の交換やメンテナンスに大変な苦労を現場に強いている例もあります。
2.では癒しの空間とは?
病院の特性、患者さんの特性に合わせてインテリアをデザインすべきでしょう。机や椅子、カラーコーディネート、照明などが調和した空間のことです。無駄がなく、必要な機能が備わっていることが必要です。
医療環境のインテリアがきちんと追求されていることが重要です。
3.アートがあれば癒しの空間?
壁画や彫刻があれば、それはそれでいいものですが、それより安心感のあるリラックスできる空間づくり、環境づくりのほうが重要です。アートがあれば癒しの環境と考えるのは設計者の怠慢のようです。明るさ、臭い、騒音、温かさなど、光環境、空気環境、音環境、熱環境などあらゆる面で検討されていることが重要です。
4.照明計画のポイントは?
均一照明でどこでも明るくという時代ではないと思います。必要なところは明るくし、不要なところは多少暗くてもよいと思われます。ステーション周りや、人を導く方向に照明がついているという「ウェイ・ファインディング」の手法も重要ですし、住宅のように、必要なところに照明を配置する「タスク・ライティング」の手法も取り入れるべきです。
5.インテリアデザインで重要なことは?
設計の当初から家具や医療機器、医療機材、ベッドなどの配置を丁寧に検討することです。レイアウトがきちんとしていないと、実際使用してみたときに患者さんや医療従事者からクレームがでてきます。使いやすさや機能を追求すると、それを超えたところにシンプルで美しい空間ができるのです。
6.病院建築での設計施工方式の採用は?
設計と施工を一社が行う方式は、日本以外では極めてまれです。設計者の機能(品質管理、コスト管理)と施工者の機能(施工による利益の追求)とが矛盾するからです。複雑な機能を有する病院をこの方式で行うと、工事費が割高になるリスクがあります。
ホテルのような病院だったり(贅沢すぎる)、機能的に無駄な設備が入っていたりと、ゼネコン(施工者側)は利益を得られればよいかもしれませんが、患者さんや医療従事者のための適切なコスト配分がされていない例をよく見かけます。
追加工事費が割高だったり、競争原理が働かない設計施工方式というしくみは、いざという時に非常なリスクに遭う危険性があることを認識すべきです。
例)シンプルで美しいクリニック
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