特養の洗面台
特別養護老人ホームでは,各室、または共用部に洗面台の設置が義務付けられています。
ユニット型の個室の特養では、各室に設置するのが一般的となっています。
60室の特養ですと 60台以上になります。
よく使われる、高機能製品と 汎用品とでは 1台あたり7万円もの差があります。
施設全体にすると、500万円もの差がでます。
部屋の広さと、機能と予算をみくらべて選定することになります。
さて、あなたのホームでは どちらを選定されていますか?
高級タイプの洗面台。ブラケットタイプもあります。
洗面台だけでコストは10万円程度、幅も80cmから100cmまで選べます
こちらは、汎用タイプ定価で23000円なので、2万円を切る価格で購入できます。水栓金具が別途5万円ほどかかります。
双方ともに温水の供給が望まれるところなので、こちらはセントラルがお奨めです。
都志デザイン 馬場 正三 www.toshidesign.com
特養の廊下
特養の廊下幅について、中廊下は2.7m,片廊下は1.8mの有効幅が求められています。
ところが、埼玉県では、便所を居室として取り扱う規定が出回っています。
官庁の手前勝手も、たいしたもので、それでは、便所に採光が必要なのではないか、という
ことについては、記述なし。
浴室については、居室として扱うところもあり、こちらは廊下幅の問題よりも、採光で問題になる
ケースがありました。
基準法、やバリアフリー法などの基本的な取り扱いを無視して、官庁が勝手に自己基準を作るのには
困ったものです。
アルコーブがあれば、廊下幅の緩和規定があるにもかかわらず、アルコーブについての常識的な
理解がないため、説明には四苦八苦して、余計な時間と労力を取られています。
福祉法では50m以内、常識的にも10m以内にアルコーブがあれば良いはずなのですが。
2.7mの廊下幅がいかにひろいか、写真でごらんください。
ソファを片側において、まだまだひろい 松の廊下です。
もう一つはユニットの中の1.8m幅の廊下です。
住宅の廊下幅がせいぜい1m なのに、なぜ 住宅のような特養が、体育館のような施設に
ならないといけないのでしょうか。
狭い日本で、社会福祉の費用を節約しようとしたら、無駄や無理、むらをなくす努力が必要なのでは
ないでしょうか
2.7m幅の特養の廊下、立派ソファをおいても余裕。
ユニット内の1.8m幅の廊下、居室と便所が向かい合ってい
る。 この県では、方廊下として認定いただきました。
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特養の施設基準 千葉県柏市
千葉県 柏市 では 特別養護老人ホームの独自基準を策定しようとしています。
現在、ホームページで 素案が公表され、パブリックコメントの募集が行われています。
8月の中旬には、意見の募集を締め切り、来年の5月には、新しい基準を策定するようです。
独自の基準の目指すものは、無駄を排し、より効率的で、機能的な特養の建設です。
中廊下幅、2.7m の緩和、
3階以上の特別避難階段の設置の緩和、 など
本当に無駄なスペースがコストを押し上げ、社会福祉の費用を押し上げ、
入居者や介護者への負担を増していることは、もっともっと改善していって欲しいですね。
福祉事務所による居室とは、特養では便所も含まれるそうです。
建築基準法による規定とちがいます。
従って、廊下の向かいに便所を設けると、中廊下になり、廊下幅有効2.7mとなるのです。
1.8mあれば車椅子どうしですれ違えるのにね。
基準法では、壁芯の面積が基準なのに、福祉では、内法です。
介護度5で胃ろうの入居者も、個室入居がのぞましいのでしょうか、
病院でICUがすべて個室になったら、看護師さんの負担は大変です。
新型特養、全室個室は、理想でも現実離れしています。
高齢化の進行で、寝たきり老人が増えている特養も多いのです。
無駄の積み重ねで、日本国の借金が増えて、増税が予定されている時代に、
もっともっと無駄を切り詰める努力をしていって欲しいですね。
都志デザイン
調剤薬局
郊外に建つ調剤薬局の計画です。
緑豊な山間に計画した調剤薬局の例です。
建物が目立つように、シンプルな形態にしました。
小さな薬局ですが、大きく見えるような工夫をしています。
商業施設は、目立って、認識をしてもらわないといけないからです。
円形のプランで外観は丸く、中身は四角い
外観
庇がお客さんを招き入れる
空からの眺め
いかがでしょうか?
訪問してもらえそうでしょうか?
都志デザイン 馬場 www.toshidesign.com
特別養護老人ホームの基本設計
特別養護老人ホームの基本設計が進んでいます。
ユニット型が2ユニット個室タイプ、20床、多床室が4床室が基本で40床の
合計60床の特養です。
敷地は4400m2 ありますが、平屋ではおさまらず、2階建てとなっています。
基本的には、明るく、機能的で、すごしやすい施設をめざしています。
2ユニットで1グループになるようにすることと、一床あたりの面積が43m2となっています。
居室部分は1床あたり10.65m2を内法で確保して、トイレもユニット型の半分が居室内、
それ以外は、共用です。
多床室も、2.7mの間口で、半個室のプライベート空間を確保しています。
できるだけ動線を短くすることが、使いやすい機能的な施設の基本になります。
コンパクトにし、自然光や通風を確保するために、光庭を適所に配置しています。
これから外観のスタディにはいります。
コンピューターグラフィックでスタディしてゆきます。
北側の玄関です。車寄は大きくとっています。
南側は桜並木と川原のながめが素晴らしいテラスを設けています。
もちろん内部にも、明るく風通しの良いテラスを設けています。
バルコニーには空調の室外機を配置してメンテナンスがしやすいように配慮しています。
ともかくローコストでも機能性と快適性を追求してゆきます。
都志デザイン