2023年作品/アメリカ・イギリス/131分
監督 エメラルド・フェネル
出演 バリー・カーガン、ロザムンド・パイク
2024年1月3日(水)の夜、自宅にて観賞しました。
オックスフォード大学に通う学生オリバーは学内で自分の居場所を見つられずに苦労していた。そんな彼の前に、貴族のような暮らしを送る裕福な学生フェリックスが現れる。オリバーはフェリックスの一家が所有する広大な土地、ソルトバーンに招待され、そこで忘れられない夏を過ごすことになる(以上、映画.comからの引用)、という物語です。
amazon primeで配信されていることをたまたま知り、観賞したものです。なんと、監督・脚本が「プロミシング・ヤング・ウーマン(21)」のエメラルド・フェネル(女性監督です)。そして、主演が「イニシェリン島の精霊(23)」他のバリー・コーガン!。この布陣でどうして劇場公開されないのか不思議です!
《短い感想です》
大阪弁でいいますと、〝なんともケッタイで気色悪い映画〟。物語そのものもですが、語り口や映像表現がとにかくユニークなんです。まあ、バリー・コーガンが出ているというだけで、ノーマルな映画じゃないだろうことは、分かる方には分かっていただけるのではないかと思います。そして彼の奇怪さが爆発しておりました。
ネタバレギリギリなので、ここから先は読まない方がいいかもしれませんが、オックスフォードに通う劣等感が漂う大学生の青春映画なんですよ、しかも上流階級に生きる同級生へのボーイズラブというですね。でも、クライム・サスペンスでもあるんです。似たような映画として、あえて言うなら「太陽がいっぱい」でしょうか。
鏡や窓を使った光の使い方とか凝りにこった映像と音楽、音響効果。それに、「プライベート・ウォー(18)」「パーフェクト・ケア(20)」のロザムンド・パイクも出てますし、それこそ「プロミシング〜」のキャリー・マリガンも(よく見ないと分からない、笑)。なので、映画ファンとしては見どころがたくさん。
地味な映画なものの、ハマる人にはハマるタイプの作品です!
トシのオススメ度: 4
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