近年では、カーシェアやレンタカーの普及で「車を手放す」、「車を持たない」という選択肢も増えてきているようで、特に若年層では維持費がかかるマイカーを所有しない人が多いそう。

 

確かに大都市部では交通インフラ網が充実しているし、日常生活においてマイカーは必要ではないのかもしれません。

しかし、中小都市以下農村部などにおいてはマイカーは必要不可欠、免許返納したら生活していけないということが社会問題になっていますね。

 

 

 

 

 

 

小都市に住む我が家の自宅駐車場スペースは、将来のことを考え「車4台」停めれるよう設計したので、カーポートを2基設置、そして2台は青空駐車場となっています。

 

 

ハイルーフ用カーポートには社用車を駐車。

 

 

 

ロールーフ用カーポートは駐輪場と化しています。

 

 

 

駐輪場と化したカーポートには、スーパーカブや子供たちの自転車等を駐輪しているのですが、もう一つ別の用途で使用しています。

 

 

学校の運動場などによく見られるグリーンネットをカーテン式で可動できるようにDIYして、子供たちの野球練習スペースに活用しているのです。主に雨天時や自主トレで使っています。

 

 

 

 

  カーポート・サイドパネルとは?

 

 

 

カーポート用 側面パネル|三協アルミ

※ 画像は、三協アルミ公式HPより引用。

 

 

 

主な目的としては、

 

・ 横風による雨や雪の吹き込み防止。

・ 側面から太陽光軽減。

・ 隣地からの視線を遮る。

 

 

 

このサイドパネルはカーポートの後付けオプションとして設置することが出来るのですが、価格.com調べだと、15-25万円と異常に高価な代物なのです(;゚Д゚)

 

 

 

高ければDIY

無ければ自作

 

 

今回も工夫を凝らして自作することにします。

 

 

 

 

 

 

カーポートのサイドパネルですが、少なくとも私が住む住宅街(約250軒)では取り付けられているお宅を見たことがありません。

 

雪の降らない気候、盆地がゆえに台風の被害が少ないetcといった理由が上げられるかと思います。

 

しかし、シトシトと降る小雨程度であれば普通のカーポートで凌げますが、少しの横風が吹く小雨になるとカーポート内にも雨は侵入してくるのです。

 

 

カーポートの柱と柱の間には、自作タイヤラックに8本のタイヤホイールを保管しています。

 

 

 

2022年9月、農業用19mmパイプでタイヤラックを自作しました!

(こちらリンク先↓)

 

 

 

1年半ほど前にアップしたブログなのですが、3、4人からDM問い合わせをいただきました。

市販ホムセンタイヤラックでは満足できない方が一定数いらっしゃるのだと思われます。

 

 

幅狭スペースに収納できるキャスター付き自作タイヤラック♪

農業用19mmパイプ 自作タイヤラック 【設計制作】 | ナカガワ ...

 

 

 

このタイヤラックにはスタッドレスタイヤ1台分とスペアタイヤ1台分を保管していて、上からタイヤカバーを被せているのですが、苔が付着するようになってきたのです(-_-;)

もうすぐ梅雨の時期だし、この対策を踏まえてサイドパネルを自作するに至った経緯なのです。

 

 

 

 

 中空ポリカサイドパネル <自作>

 

 

我が家のカーポートは、YKK AP「アリュース」というブランドで、2本柱にM8ボルトが裏表2ヶ所あります。

これは恐らくサイドパネルをオプション設置するためのボルトなのだと思われます。

 

※ 隣人宅が写り込まないようなアングルで撮影しているのでわかりにくくてスイマセン。

 

 

 

このM8ボルトに胴縁を取り付けるため、材料調達してきたのは、

C形鋼(通称:Cチャン)2.3t×60×30 6m@3,619円(税込)

ホムセンの無料貸出チップソーでカットして持ち帰りました。

 

 

錆止め塗料がすでに塗装されているのですが、気持ち程度の効果しかないでしょうからさらにオーバーコートする為、まずはラッカー塗装しようと思います。

 

 

 

ダイソーさんのラッカースプレー(ブラウン)

 

完全に屋外使用用途なのに、100均品ってどうなの!?

と思うのですが、今回は100均クオリティ―がどれくらい耐久性があるのかの検証を踏まえて使ってみることにしました。

 

 

Cチャンを胴縁に使用したら見えなくなるので足付け脱脂もせずにそのままラッカーを吹きました。言い忘れましたが、取付穴は先に8.3mmで開けています。

二度塗りした比較写真はこんな感じ。私的には思ったより定着性が良い塗料だと思います。

 

 

 

裏側にあるM8ボルトを使用してCチャン2本取り付けました。

 

 

 

ブログタイトルにあるように、今回使用するのは中空ポリカ

ハモニカーボ4t×三六判@2,519円×3枚

 

 

ポリカ波板にするか迷いに迷いましたが、近所の方の目に入る場所でもあるので、”見栄を張り” 高価な中空ポリカにしました。

 

 

 

中空ポリカはその名の通り「中空」なので、段ボールのようにスキマがあるんです。

ここから雨水や虫が混入するのも嫌なので埋めておこう。

保護シートに書かれた取説には、「アルミテープを貼って下さい」と書かれてありましたが、それはそれでチープなので却下(笑)

 

 

 

自宅にあったジョイントコークAを注入。

入れてはスクレーバーでフラットにしてを繰り返す地味な作業でした(^-^;

 

 

 

実は、作業工程前後してしまうのですが、この写真をご覧下さい・・・

 
 
この日は雨模様だったので、カーポート下の作業だったら問題なしとしていたのですが、ジョイントコークAの選択肢が失敗だったのか?どんどんと中空層の中にコーキング剤が沈下していくのです・・・(@ ̄□ ̄@;)!!
急遽、養生テープで雨水を防ぎましたが時すでに遅し。。。

 

 

 

話を戻します。

 

YKKAPのカーポート、2本柱のM8ボルトにCチャンを胴縁にして、中空ポリカを貼る行程に入るわけですが、三六判(910×1820mm)を3枚並べて貼るには最低胴縁4本は必要でしょうから、あと2本どう取り付けるか迷いました。

 

カーポートの柱に穴を開け中空ナットを差し込み、同じくCチャンを胴縁にする。

「カーポートに穴を開ける」というのはさすがの私もやりたくない( ̄▽ ̄;)

 

 

 

そこで苦肉の策として考えたのが・・・

 

『隣人との境界線に使われているネットフェンスに胴縁を取り付ける』

 

実は施工にあたり調べたのですが、先に建てられたのが我が家でお隣は「将来的に自治会館を建設する予定」としていました。

ネットフェンスは我が家の土地内であり原則うちのモノなので自由にできる!と思われます(;^_^A

 

 

ということで、胴縁に選んだ基材は、軽天材。

 

 

「軽天材を屋外に使うなんて何事だ!」

 

とプロの方はおっしゃると思いますが、他の場所で10年以上屋外で使っている軽天材がありまして錆一つ見当たらないので使用することに至りました。

 

写真はありませんが、コの字ボルトを使いネットフェンスに固定しました。

 

 

クイッククランプで仮固定してゴムパッキンをワッシャーにしてビスで揉みます。

 

 

 

中空ポリカ2枚貼ったのがこんな感じ。右側に残り1枚を貼ります。

視線を遮られるのがわかるでしょうか?

失敗談としては、ネットフェンスに取り付けた軽天材もブラウン色に塗装した方が一体感があったかも?でもこの部分はタイヤラックで隠れてしまう部分なので妥協しています。

 

 

 

中空ポリカ3枚貼り終えました。

一応これで作業は終了なのですが、3枚の繋ぎ目はいずれアルミフラットバーを固定した方がもっと安定するかもしれませんが当面様子見とします。

 

 

 

ここで趣味である自転車のホイールラックもついでに作っておこうと思います。

 

3/8インチ L型アンカーボルト150mm@129円×4本

アンカーボルト 3/8×150 5個セット

そして、工業用ホース切売60cm@112円

 

 

 

艶消しブラックで塗装して、ホースを差込みます。

これは自転車のホイールリムの保護の為です。

 

 

 

Cチャン胴縁、中空ポリカにドリル穴10.1mmを開けナット共締め。

 

 

 

既存のカーポート屋根色とほぼ同色のサイドパネル完成です!

 

 

 

材料費

C形鋼2.3t×60×30 6m 3,619円

ハモニカーボ(中空ポリカ)4t×三六判 2,519円×3枚

ラッカースプレー100ml(ダイソー) 110円×6缶

軽天材角スタッド6545 2.7m 629円×2本

コの字ボルト 99円×4個 

 

合計 13,490円

 

 

自転車ホイールフック

L型アンカーボルト150mm@129円×4本

工業用ホース切売60cm@112円

 

合計 628円

 

 

作業時間

約4時間

 

 

メーカー品だと材料費だけで15万円ほどするサイドパネルですが、自作すると1/10程度でそれなりのモノが仕上がったのではないでしょうか?

 

自己満足ですが、今年の梅雨時期少しは快適なカーライフを送れそうです(≧▽≦)