JRの駅には電話がない?
昨晩、テスト休み期間中で部活帰りだった高校2年の長男より緊急連絡が入りました。
長男 「財布を落としてしまった・・・
乗車したときはICOCA定期券を使ってるから、〇〇駅構内で落としたと思うから駅に戻るわ」
妻 「そしたら〇〇駅に落し物が届いていないか電話しておくわ」
私は隣でPCを開いていたので、すぐに電話番号検索をしました。
JRの駅には電話がない!
正確には駅の電話番号は一般公開されていないようです。
あくまでWeb検索で調べた内容ですが、JR西日本において2018年5月24日以前は一般公開されていたのではないかと思われます。
今は、「忘れ物チャットサービス」にアクセスして必要項目について答えなければなりません。
「財布」というすぐにでも探して見つけたい落し物なのに、チャットサービスにいちいち入力しないといけないなんて・・・
傘くらいだったらチャットでもいいけど、「財布」はすぐに電話で探したいところです。
※ 以下、JR西日本さんのHPより画像引用させていただきます。
パソコン版:https://www.jr-odekake.net/railroad/service/left.html
スマートフォン版:https://www.jr-odekake.net/railroad/service/left_smt.html
プロセス体系図を見てみると、このようになっています。
時刻はすでに夜22:30を過ぎていましたので、
<====24時間対応 ①チャットボットによる受付
のみとなっていました。
ちなみに、
<====8:00~22:00対応
であればチャットボット経由でオペレーターと連絡が取れ、場合によっては駅と連絡を取ってくれて見つけ出すことが可能なようです。
①チャットボットによる受付は、受付だけ24時間対応していて翌日9時より探索開始されるようで、今回無くしたのが「財布」なので、万が一親切な人に拾っていただいたのであれば届け出してもらっているでしょうけど、そうでなければ見つかる可能性は低い( ノД`)…
一分一秒を争う事態にも関わらず、ちまちまとチャットの問いに入力しました。
・ 降車駅、降車時刻
・ 忘れた物、形状、色など
・ 名前、電話番号
そんな項目であったと思います。
今回の息子の場合は、ICOCA定期券で駅に入場できているので紛失した場所は、
①乗車駅構内
②乗車した電車車内
③終着駅にて車内点検
④その間に拾われていると最寄り駅?
⑤心無き人にネコババされる
と想定していました。
チャットボットとの一問一答を10分程度していた頃、息子より電話があり、
息子 「駅窓口に届け出してくれていて見つかった!
だけど身分証明になる健康保険証がないので本人確認ができないって言われている」
恐らく学生証は本人確認の書類に設定されていないのでしょう。
高校生なので身分証明できる書類となれば、マイナンバーカードか健康保険証くらいではないでしょうか?
※ 後日判明したのですが、うちの息子が学生証不所持だったようで、落し物の本人確認に「学生証」でも問題ないようです。
とにかく本人の健康保険証を持って高校通学最寄り駅まで迎えにいきました。
働き方改革なのか省人化なのか、もしくは駅員の電話対応を無くす安全法規なのかはわからないですが、JR西日本では「忘れ物チャットサービス」で検索するという方法を取られているようでした。
電車には滅多に乗らないし、忘れ物をすることもないので、「忘れ物チャットサービス」の存在を知らないだけで世間一般では常識なのかもしれませんが、情報共有しておこうかと思います。
鉄道新聞のHPを読んでみると、忘れ物ダントツ1位は、もちろん傘のようで、全体の20%を占めていました。
2位以下は近値の差で、装身具(マフラー・手袋など)、現金、文具、携帯電話がそれぞれ10%くらいなのだそうです。
特に男性はカバンを持ち歩かない人が多いので、電車車内、構内で忘れがちになるようです。
鉄道会社によって忘れ物の保管期間はさまざまなようで、忘れ物預かり所では約3日程度、その後は指定の警察署に移管され、1~2週間、最大3ヶ月間ほど保管されるそうです。
それでも持ち主が特定されなければ処分されるのだそう。
忘れ物に気付いたら、すぐに「忘れ物チャットサービス」で検索ですね!