ロシアの最新型ミニバン UAZ | とおるちゃんのブログ

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■ロシア版ハイエースUAZ(ワズ)

 

 この写真の車が2021年発表の最新型のワンボックス・カーであるUAZ(ワズ)である。とても21世紀に走る車とは思えないが、これがロシアの車産業の現実である。とてつもない車だがこれで日本円で400万円前後もする(勿論為替の問題もあるが安くはない)

 起源は第二次世界大戦中らしく、それから80年近く生産し続けていることになる、モデルチェンジもせずに。ここまで来るとドアの外ヒンジがカッコいい。

 シベリアの永久凍土地帯(ツンドラ)を走ることを前提としているので意外とタフらしく、フロントグリルの中には手回しハンドルでのエンジン始動機構があるようだ。

 ロシアは現在西側から様々な制裁を受けていているので電子部品は輸入できないが、この車は全くのローテク車なので生産にはまったく影響なし。

 

■ウクライナ戦争で不足し始めたUAZ

 この度のウクライナ戦争でロシアの装甲車/軍用トラックがウクライナの攻撃でかなり潰されたようで、最近はこの生きた化石であるUAZが弾薬や食料などの補給(兵站)にUAZが投入された。

 しかし普通の民間用の車で元々構造がぜい弱で装甲性能はゼロのためドローン一発で完全に破壊される。その結果UAZすら不足し始め民間からUAZの徴用をしはじめた。

 それだけロシアは苦しいということである。