一般質問報告の最後となります。3つ目の大きなテーマとして東小金井駅北口エリアのまちづくりを取り上げました。
東小金井駅北口の土地区画整理事業はあと6年先まで延伸しました。東小金井駅北口エリアが徐々にあたらしい街並みに変わっていくところですが、少し懸念があることが幾つかあります。そのうちの一つが、この東小金井駅北口エリアの公共施設配置、整備について、です。元々、東小金井駅北口でも特に梶野町には公共施設と呼べるものが婦人会館しか存在しなかったので、公共施設砂漠地域、と言われています。高架下北側の道路は武蔵境まで直線で結ばれ(以前はここが変電所敷地で分断されて行き止まりになっていた)、人の動線が変わり、個性的なお店もできて新しい賑わい拠点と人の交流拠点のポテンシャルがあるにも関わらず、やり方を間違えると「もったいない」と言われるエリアになるかもしれません。それは、JR中央線高架化とともに高架下に市政センター予定地があり今は福祉共同作業所が入居していますが、新福祉会館への移転後ここをどうするのか?という点、そして東小金井駅北口まちづくり事業用地は現在駐車場として仮整備状態でおよそ10年間はそのまま放置するという点です。
高架下東側には、市が設置し指定管理で運営を任せている東小金井事業創造センター(KO-TO)があり、その後民間設置で隣接してPO-TO、さらにはその東隣にMATO、という施設が連続して生まれるようになりました。新しい事業・取組・価値が生まれる創造クラスターができつつある訳です。これは大きな特徴ですよね。
公共施設が少なかった東小金井駅北口エリアのまちづくりの成果を未来へ残していくためにも、行き当たりばったりではなくテーマを持って効果的に、かつ公共施設マネジメントの視点に立って整備すべきではないか?という問題提起です。
これについては、
「まちづくり事業用地の整備にあたりましては、公共施設全体の動き(庁舎建設や市政センター、全公共施設の6割を占める学校施設の老朽化対策)も踏まえ、次期長期総合計画、都市計画マスタープラン策定の中で地域コンセプトを意識した検討を行っていく。」
「テーマを固めて計画的に、エリアマネジメントの視点をもって民間活力の活用も含めて検討を進めることが重要であると我々(市)も考えている。今後検討していきたい。」
と回答をもらっています。
あと、上の画像にあるように、東小金井駅から高架下を通って市政センター予定地に行く動線は、狭いんですよね…。ここ自転車も押して通らないといけないため、その不便さからどうも高架下東側への人の流れが悪いんです。区画整理事業の計画上、東側に向かう動線がないのは大きな問題だと捉えています。
せめて、自転車を降りなくても通り抜けできるスペースは確保して欲しいですね。高架下北側の道路は武蔵境まで直線で結ばれました。これまでは塞がっていたので生活動線になりえなかったのですが、ここが自転車通行で行き来ができれば、新たな賑わい拠点へ人の流れをつくることができると思うんです。
ここについては、
「地権者の考えが反映される場所(市が保有する予定の土地ではないため)なので、意見があったことを地権者へ意見を伝えていく」
という回答です。
そういうものだと認識していますが、市がどのようなまちづくりをしたいか?その方針をもって、想いをもって地権者へお伝えいただくことが重要なんですよね。先で述べたように「面」で捉え、動線設計を含めエリアとしての市の考え方をもとに調整いただきたいと強く要望しています。今後も、このテーマは追っていきたいと思います。
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