子どもの権利擁護機関「せたがやホッと子どもサポート」はどんな機関?<世田谷区視察/前編> | いろいろが、彩るまち。小金井市長 白井亨(元小金井市議会議員)blog    <※2022年11月2日までは市議会議員としての記事です>

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第一子誕生をキッカケに地域に目を向け色んな「縁」のおかげで地域に生きる“日常の豊かさ”を実感。2013年市議会議員初当選。2017年市議選でトップ当選、再び市政の最前線へ。2022年11月27日市長選挙75%の得票、当選!市長となる。

2月25日(月)は小金井市議会は市長公務があるためお休みでした。この貴重な時間を使って、世田谷区へ視察に行ってきました。…この2年間で既に3回目の世田谷区視察…大変お世話になっております…。

 

 

 

 

以前2回はいずれも保育に関することでしたが、今回は子どもの権利擁護機関「せたがやホッと子どもサポート」の取り組みについて、担当課職員とサポート委員の方からお話を伺いました。

 

 

 

 

 

子どもの権利に関する条例については、小金井市議会では12月の陳情書採択を経て、議員提案で条例改正の審議中です。推進計画をつくることと、子どもの権利擁護機関(オンブズパーソン)の設置を明記する条例改正案となっており、その一環で世田谷区の取組から学ぼうという視察企画です。一緒に写真を撮ってませんが、議会事務局を通じて複数の議員と市民と一緒にしっかり話を聴いてきました。

 

 

 

まず、最初に驚いたことは、この子どもの権利擁護機関「せたがやホッと子どもサポート」は、市長部局または教育委員会どちらかの設置ではなく、両執行機関の附属機関としての共同設置ということなんです。

 

 

 

 

活動報告書の最初に書いてあるように、市長部局と教育委員会が一体となって権利侵害に対して救済に取り組むべき複雑かつ多様な状況の事案があることを想定しており、先進的といえますね。

 

 

 

そしてもう一つ目を見張ったのは、条例の第18条に規定されていることですが、民間事業者(および区民)は、この権利擁護委員の「仕事に協力するよう努める」という努力義務が明記されている点です。

 

 

 

 

 

条例で民間施設も調査協力する努力義務が規定されているということは、例えば民間保育施設で子どもの権利侵害と解される事案があった際に(あくまで当事者の主訴があってこそのことですが)、調査対象になるということ。場合によっては各関係機関や担当部局とも調整のうえ、必要な措置を講じる働きかけにも繋がります。

 

小金井市には「福祉オンブズパーソン」の制度がありますが、民間福祉施設は調査権限が及ばない、いわば対象外なんですよね。

 

さて、相談件数は新規件数および継続件数いずれも増えてきています。

(この相談件数表の「新規」と「継続」の分け方、把握しやすいですね)

 

 

 

 

このせたホッとを設置するまでの経過や相談件数データからリアルな事例まで、幅広く実態と課題を聴かせてもらいました。小金井市の子どもの権利擁護の仕組みづくりに活かしていきたいですね。まずは色んな人とこの内容を共有しないとね…。

 

 

<後編は、実際の「せたがやホッと子どもサポート」の現場を見ての報告をいたします>

 

★★★★イベント情報★★★★
②議会ナイト vol.56 ーいま、小金井どうなってんの?」
 2月28日 (木)19:30〜21:30
※いずれも内容は同じ。
@こがおも秘密基地(東小金井の白井亨事務所)

https://ameblo.jp/toru-ga-toru/entry-12438050278.html

 

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