小金井市農業施策に関する建議について〜今日は農業委員会でした。 | いろいろが、彩るまち。小金井市長 白井亨(元小金井市議会議員)blog    <※2022年11月2日までは市議会議員としての記事です>

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第一子誕生をキッカケに地域に目を向け色んな「縁」のおかげで地域に生きる“日常の豊かさ”を実感。2013年市議会議員初当選。2017年市議選でトップ当選、再び市政の最前線へ。2022年11月27日市長選挙75%の得票、当選!市長となる。

今日は夕方から農業委員会関係の仕事でした。

まずは、市長に対してこれまで農業委員会で話し合ってきたことを建議してきました。




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1.農業を営む上での作物残さと植木の剪定枝の処分について

 農業では、収穫が終わったナスなどの作物残さや植木の剪定枝などが排出されます。以前は、各農家でこれらを焼却し、灰にして酸度を調整する土壌改良材として畑に使用していました。また、作物残さは焼却することにより、病害虫の防除となり、減農薬を図る有効な方法でした。
 しかし、「廃棄物の処理及び清掃に関する法律」の改正や「都民の健康と安全を確保する環境に関する条例」の施行により、実質的に市街地での野焼きは不可能となってしまいました。現在の制度では、多量の作物残さや植木の剪定枝などを農業者自らが事業系ごみとして一般廃棄物収集運搬業許可者に回収を依頼することになりますが、農作物価格が低迷する中、各農家でその費用を負担することは現実的ではありません。
 つきましては、都市農業を守るため、農業によって排出された作物残さ等を回収していただくか又は、農業者が作物残さ等を排出できる場所を設け、堆肥化を行うなど、現在の制度においても都市農業が円滑に行えるようご対応をお願いいたします。

2.農業上の野焼きの広報について

廃棄物の処理及び清掃に関する法律第16条の2及び同法施行令第14条によると、「周辺地域の生活環境に与える影響が軽微であることを前提に、農業を営むためにやむを得ない焼却は、焼却禁止の例外である」と定められています。また、農業を営む上で、野焼きは病害虫の防除や土壌改良など無くてはならないものです。
 今後も都市に農地を残すため、これらのことを市民の皆様に正しく理解していただくよう広報をお願いいたします。

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これに対して市長からは、「日頃私が発信している内容と相違ない考えである」「何ができるか考えていきたい」とのお言葉があり、期待できるところです。現状では焼き芋すらできない状況ですからね。

小金井市では、近年5年間で9.7ha(11.6%)もの農地が減少しています。1年間に約2haですね。9.7haといえば、東京ドーム2個分くらいに相当します。結構な面積の農地が消失してしまっているといえます。農地のある小金井市の風景ってどうですか?防災機能、食農教育、環境保全、レジャーなど大いに役立っているんですよね。

市長への建議の後、通常の農業委員会を開催し、暑気払いもしてきましたが、農業従事者の熱い想いを直に聴くことができ、とても有意義な時間でした。



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