「公民館(本館)の仮移転にかかる説明会」「小金井市福祉会館の閉館に伴う説明会」に行ってきました。 | いろいろが、彩るまち。小金井市長 白井亨(元小金井市議会議員)blog    <※2022年11月2日までは市議会議員としての記事です>

いろいろが、彩るまち。小金井市長 白井亨(元小金井市議会議員)blog    <※2022年11月2日までは市議会議員としての記事です>

第一子誕生をキッカケに地域に目を向け色んな「縁」のおかげで地域に生きる“日常の豊かさ”を実感。2013年市議会議員初当選。2017年市議選でトップ当選、再び市政の最前線へ。2022年11月27日市長選挙75%の得票、当選!市長となる。

今日は午前中に「公民館(本館)の仮移転にかかる説明会」、午後から「小金井市福祉会館の閉館に伴う説明会」に参加してきました。

小金井市福祉会館は耐震性能に問題あり危険な状態で使い続けてきましたが、市は議会からも求めた使用中止に踏み切ったという経過です。


平成28年3月末に福祉会館は使用を中止となります。

それにあたって、福祉会館内に入居している公民館本館は本町分館へ事務所機能を移転するということになっています。これまでの経過の詳細については、以下のblogをご覧ください。

▼新福祉会館共同研究予算の「撤回」も、詳細はよく分からずまま~<新年度予算審査フラッシュバック②>

▼各駅停車の連合審査会~議事が何度もストップ、結局再度6月定例会で開かれることに

▼【共有】連合審査会に向けて提出された市からの資料~不明瞭だけども一応経過が明らかに

▼市長は職員の安全を考えていないようです~福祉会館についての連合審査会について



「公民館(本館)の仮移転にかかる説明会」



公民館(本館)の仮移転にかかる説明会は公民館本町分館で10時から開催され、参加者20名程、時間は1時間程度で終了しました。説明が15分程度、あとは質疑でしたが、公民館本館機能が本町分館に移転することになります。それに伴い自習室をつぶして事務室にするとの報告でした。参加者からは「利用者がこちらにも流れ部屋の確保が難しくなる」「特に講師の関係上曜日が決まっているものをどうするのか?」「自習室は子どもの居場所でもあった。それを無くすのはどうか」という声などありました。



また「大体、ここはなくなる予定だった。残すための署名運動をしたのは私です。緑センターができたら無くなることは仕方ないと思っていたが、それを役所が使うということはどういうことですか?」というごもっともなご意見もありました。確かに、この本町分館は当初緑センターができるまでの暫定設置でしたが、緑センターが稼働しても存続しました。そして次に貫井北センターが完成したら本町分館は無くすという方向性も示されていたのです。今回の本町分館への本館機能移転は、そういうことに取り組んできた市民からすれば「無くすと言ってたところに市役所の事務所が入るの?」「なんて無計画なの?」と言われても仕方ないと思います。



こういうことが分かっていながら、計画になく財政効果も薄い東センターの委託にこの1年間最優先で汗を流してきたのですから、厳しい指摘を受けて当然です。

何を優先的に実行すべきか判断できないこの市役所の悪弊を断ち切らないといけません。今回の分館への移転はやむを得ない点があると思っていますが、市民からすれば「無計画すぎる」と言われても仕方ありません。



「小金井市福祉会館の閉館に伴う説明会」



お昼を挟んで、今度は福祉会館5Fで開かれる小金井市福祉会館の閉館に伴う説明会へ行って来ました。会場は100名以上収容できるように椅子が並べられてますが、ざっとみて半分くらいの着席状況でした(議員を含めると60名くらいいたのではないでしょうか)。



<配布資料より>
福祉会館のこれまで(その1)」ー耐震診断とは



「福祉会館のこれまで(その2)」ー耐震診断を平成22年4月~平成23年1月に実施。その結果『耐震補強等の対策が必要』との診断を受けた



「福祉会館のこれまで(その3)」ー耐震診断を受け、平成23年3月に庁内検討委員会を設置。そこで検討した結果、耐震補強工事は行わず、建て替えすることと判断した



(理由要約)
・建物全体に補強工事が必要であり、老朽化しているため大規模修繕も必要
・耐震補強工事の際には利用しながらの工事はできず、一定期間仮移転が必要
・既存施設がそもそもバリアフリーではないこと
・耐震補強工事費用も高額となり費用対効果の面から疑問あり


「福祉会館のこれまで(その4)」ー平成24年4月~新たな庁内検討委員会を設置。建替えに向けて、現施設の機能の仮移転について検討。暫定施設や市有施設を含め検討比較したところ、建ぺい率から現在の規模の2/3程度の建物になり新たな場所に新たな施設を建設することに。



「福祉会館のこれまで(その5)」ー平成26年12月に(仮称)新福祉会館建設計画(案)を作成



「福祉会館のこれまで(その6)」ー新福祉会館の早期建設に向けて/(仮称)新福祉会館建設計画(案)に基づき早期の建設を目指したが、法政大学との共同研究では建築士法に抵触する恐れがあることが判り、実現せず。



<早期建設に向けてのスケジュール>
平成27~28年度:検討委員会開催+基本計画・基本設計
平成28~29年度:実施設計
平成29年度~建設工事
平成31年度中:竣工予定

これをみる限り、あくまで稲葉市長は今年度に基本設計にかかるようですね。議会ではまず仮移転に集中すべきという決議が賛成多数で採択されてます。危険性が指摘されていたため人命を優先して早期に建設するとされていましたが、使用中止・仮移転するならその前提が変わることになるはずです。緊急性がなくなり、もっと合理的・効率的な複合施設を視野に入れた税金の使い方を実現する機会が訪れたということではないでしょうか。



質疑では、聴覚障害者協会の代表の方から「安全のために閉館されるのは分かるんですが、今後のことに今は白紙状態というのは我々の活動が不安になる。毎年1月に次年度の活動計画を決めて定期利用の申請にいくが、これでは決められない。来年4月からの利用方法を今説明できないというのは、ちょっとおかしいんじゃないか?」という至極真っ当なご意見もありました。他にも「閉鎖した後の代替機能(特に社協)はどう考えているのか?」「市民活動ロッカーは、今後自分たちで探せということか?」などのご意見もあり、全体的に今後のことが全く示されずに「閉鎖します」だけの説明会はおかしい、という意見が殺到していたと感じています。

また再び説明会を実施する予定も示されましたが、今後は10月中旬だそうです。議会が終わった後ですね・・・。9月議会で何らかの予算も示されるのでしょう。

個人的には、今日のこんな大切な説明会になぜ稲葉市長が不在なのか、ということです。せめて副市長が同席すべきですよね。全く理解できません。


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