<これまでのあらすじ>
新型コロナウイルスによるパンデミックが世界を襲った。
時のカスカベ総理は国民を助けるどころか、自分だけを感染から守るためのSPロボットを30兆円の裏金で開発し、万能型抗ウイルス回路「ゼウス」を組み込んだ。
しかし、その技術は人類を救うために使うべきだと考えた秘書・赤池は
秘かにプロトタイプ<ゴロー>を市中に隠した。
60年後、ゴローは鎌倉にいた。
悪徳政治家のエゴによって生まれた自分を恥じていたが、
純真な少年マサルと交流することで生きがいを見つけ始めた時
突如不具合を生じ苦しんだ。その時、海への転落を止めようとしたマサルは
ゴローの腕が鋼鉄であることに気がついてしまう。
マサルには嘘をつきたくなかったゴローは
自分がロボットであることを告げたのだった。
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第2章はこちら
第3章はこちら
第4章はこちら
ガキの頃から尊敬申し上げている
石森章太郎先生(現在正しくは石ノ森)、
手塚治虫先生、松本零士先生へのリスペクトと
オマージュでございます。
そして、これは完全にフィクションであり
実際の個人、団体その他とは
なんの関係もありません。
この作品は趣味で描いております。
著作権は亀山和明が保有します。