< このブログではニュースをご紹介していますが、筆者が紹介したいと思うものを選んでおり、全ての記事を公平平等にご紹介しているものではありません。また文中意見は筆者個人のものであり、同意できない方と議論するつもりはありません>
トロントより
おはようございます。
またまた住宅についての話題です。
住宅価格が下がり、金利が上がり続けていることから、住宅機関投資家は売りに出すタイミングに慎重になっているようです。
しかし、一般世帯では、様々な事情から住宅を売りに出すケースは続いており、結局購入価格よりも低い価格で販売するケースが増えているようです。その傾向は、GTA内でも特にトロント市の外郭地域で顕著なようです。
例:
ーバーリントン市の戸建て2021年夏に購入し、改装後に販売したところ、数千万円の損失
ーブランプトン市タウンハウスは1年前に購入した価格よりも、340000ドルを下回る
ーエトビコ地区コンドミニアムはコロナパンデミック中の購入した価格よりも、60000ドル下落
購入価格よりも低い価格での販売となったケースを10‐12月期の販売数字でみると
2021年 トロント市内 29件 その他GTA 22件 計51件
2022年 トロント市内 79件 その他GTA 145件 計224件
となっており、外郭地域での損失ケースが急増しています。
これらのケースは、全体の販売件数から見るとまだ割合は小さいですが、増えている傾向は見ることができます。
そして懸念は今後。
住宅購入は、完成前に契約する事前販売が主流です。完成までに数年かかるため、今建設中の住宅を事前契約した方の多くは、史上最低金利の時に契約したと思われます。
しかし、金利引き上げに反転し、今月も8回目となる引き上げが予想されています。そのため、住宅ローンを組むことが難しくなっているケースも増えてくると予想されます。契約完了ができない場合、その物件は市場に出されることになり、供給が増え、ますます価格が下がる可能性があります。
住宅販売と金利の駆け引き、これからが本番かもしれません。
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