2011年3月11日,
東日本大震災が発生し,大きな被害をもたらしました.
地震に伴う大津波は,東京電力福島第一発電所を襲い,
広範囲の放射能汚染を引き起こしました.
そして,その復旧の目途はたっていません.
地震と原発事故は,「三陸鉄道」だけでなく,
「常磐線」にも大きな被害を与えました.
2014年4月6日に全線復旧した「三陸鉄道」は,
再び,台風19号(2019年10月)の被害を受け,
普代駅と久慈駅間(26.1km)と
釜石駅と陸中山田駅間(28.9km)が再び運休.
ようやく,2020年3月14日に,盛駅から久慈駅間
の全区間(163.km)の運行再開となりました.
三陸鉄道については,
震災前のものを本ブログでも紹介しています.,
↓
このとき,一ノ関駅(岩手県)から,気仙沼駅(宮城県)まで,
「大船渡線」で移動しました(2009年5月).
この時のリポートも,本ブログで紹介しています.
↓
もうひとつ,被害を受けた路線があります.
日暮里駅(東京都)と岩沼駅(宮城県)間343.7kmを結ぶ「常磐線」です.
こちらは,地震というより,福島原発事故の影響です.
事故発生後,少しずつ運行が再開されましたが,
放射線量の高い福島県内の富岡駅と浪江駅間は運休のままでした.
その最後の運休区間(20.8km)が,2020年3月14日に運行を再開 !!
とてもうれしいニュースです.
★「常磐線」復興の歩みについては,
写真入りで詳しく紹介した記事が web 上で参照できます.
このニュースを見て,
4月に,初めての「常磐線」全線制覇に向けて旅立つ予定でした.
ところが,4月7日に,
新型コロナウィルス感染防止のための「緊急事態宣言」が出され,
その計画は延期となりました.
外出自粛要請解除の日を,楽しみに待っています.