棚のバスタオルに手を延ばしたとき・・・スリップ !!
バスタブの角で,右脇腹を強打.
台湾で,この世と“Good By”かと思いました.
バスルームの床で倒れたまま呼吸を整え,
痛みをこらえながら,
ゆっくりと立ち上がり,ベッドに移動.
翌朝,右肋骨下部の痛みで,起き上がれません.
身体を横向きにすることもできずに,
身体をベッドの端までズルズル動かして,
お尻を床に付けて,やっと立ち上がるという始末.
そんな状態で,台湾一周鉄道旅を続けました.
最南端の「坊山駅」に向かおうと思いましたが,
各駅停車の区間車は,一日一往復とか・・・
「台東駅」行きのレトロな車両が,ホームに接近.
「坊山駅」を確認しながら,次の駅までと乗車したところ,
90分間,ノンストップで列車は走り続けました.
気分を変えて,「高雄駅」行きの列車に乗車.
さらに,「高雄駅」で乗り継いで,日が暮れかかる頃,
3日目の宿泊地「員林駅」に到着.
あまり気にかけていない身体部分が,
日常生活を送るためにどれだけ重要なのか・・・を
実感しました.
受診しても回復は早まらないと判断し,
海外旅行保険も使わずに自力で乗り越え,
まあまあいいかな・・・と感じたのは1カ月後.
もし,頭を打っていたら,間違いなく今頃は天国.
顔を打っていたら,顔面血だらけで前歯はなし.
それぐらいのスリップ(slip)でした.