廃線跡 「手宮線」 | 夢見る“乗り & 撮り鉄❤日記”

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古川 amor 望夢のブログへようこそ !!
ブログ開設は、2008年9月12日、
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ぜひ,お楽しみください !!
※福井県大野市出身、金沢市在住

10月に小樽に行った時、
地元の薬剤師の方々と一緒に飲む機会がありました。


その中の一人の“乗り鉄”さんから、
小樽には、かつて「手宮線」というものがあり、
その線路が市内に残っている・・・という話をお聞きました。

飲み会が解散になった後、
会の代表の方が、ホテルまで戻る途中、回り道をして、
そこを案内してくださいました。

確かに、街中に線路が残っていました。
線路の脇は、木製ベンチが置かれた遊歩道。

翌朝、晴れているのを確かめて、
カメラを持って、前夜の地点に向かいました。
小樽駅を背にして港までのちょうど中間地点に、

海岸線と平行に線路が続いていました。


駅前からの中央通を、線路が横切っています。
「一旦停止不要」の表示板には、笑ってしまいました。

ふるかわひろゆき no 『撮り鉄日記』-旧「手宮線」の案内板
●旧「手宮線」の案内板 2010年10月17日


ふるかわひろゆき no 『撮り鉄日記』-今にも車両がせまって来るような気がします
●今にも車両がせまって来るような気がします 2010年10月17日


ふるかわひろゆき no 『撮り鉄日記』-「一旦停止不要」の表示板
●「一旦停止不要」の表示板 2010年10月17日


時間が限られていたので、少ししか観察できませんでしたが、
南小樽駅近くまで線路が残っているとか。

ふるかわひろゆき no 『撮り鉄日記』-線路脇は遊歩道
●線路脇は遊歩道 2010年10月17日


ふるかわひろゆき no 『撮り鉄日記』-行き止まり先にも線路は続いています
●行き止まり先にも線路は続いています 2010年10月17日


ふるかわひろゆき no 『撮り鉄日記』-雑草に埋もれた線路
●雑草に埋もれた線路 2010年10月17日


港町小樽は、古くは金融の町としても知られ、
その名残を残す古い西洋風の建物が残っています。


魚介類も新鮮でおいしく、山の中の生まれ育ちとしては、
とても魅力あるところです。

ふるかわひろゆき no 『撮り鉄日記』-港町らしい運河べりに立つ倉庫
●港町らしい運河べりに立つ倉庫 2010年10月17日


ふるかわひろゆき no 『撮り鉄日記』-古い建物が港町らしい
●古い建物が港町らしい 2010年10月17日


ふるかわひろゆき no 『撮り鉄日記』-運河プラザ屋根のシャチホコ
●運河プラザ屋根のシャチホコ 2010年10月17日


ふるかわひろゆき no 『撮り鉄日記』-JR小樽駅に隣接した三角市場内
●JR小樽駅に隣接した三角市場内 2010年10月16日


ふるかわひろゆき no 『撮り鉄日記』-三角市場で食べた,「おまかせ定食」 1800円
●三角市場で食べた、「おまかせ定食」 1800円 2010年10月16日


旧「手宮線」の貴重な線路、
このままにしておくのはもったいないです。


観光の目玉のひとつとして、中心部限定、
できれば、小樽市総合博物館(本館)まで、
レトロ車両を走らせてはいかがでしょうか。

小樽市民の皆様、ぜひ一度ご検討ください。

【ご参考までに】
手宮線は、

北海道最初の鉄道「官営幌内鉄道(手宮-札幌-幌内)」の一部として

1880年11月28日に開通。1889年に北海道炭礦鉄道に譲渡され、

その後、鉄道国有法によって1906年に国有化。


1918年に、手宮-南小樽間2.8kmを「手宮線」という名称に変えました。
1958年に旅客列車の気動車化されましたが、

利用客減少のため1961年10月1日改正で

旅客列車は蒸気機関車牽引の客車列車2往復のみとなり、

輸送量の減少を理由に、1985年11月5日に廃止。

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