ローカル「冬の越美北線」 | 夢見る“乗り & 撮り鉄❤日記”

夢見る“乗り & 撮り鉄❤日記”

古川 amor 望夢のブログへようこそ !!
ブログ開設は、2008年9月12日、
日本だけでなく,海外の鉄道も紹介してます.
掲載記事は750件を超えており,貴重な写真も少なくありません.
ぜひ,お楽しみください !!
※福井県大野市出身、金沢市在住

北陸地方の故郷は、『冬』の方がピッタリ。

大学進学のため故郷を離れてから、

帰省するのは、基本的に夏と冬。


夏は、全国どこに行っても風景は同じようなものですが、
冬は、かなり違います。

発車を待つキハ120

●発車を待つキハ120(JR越前大野駅) 2009年1月2日撮影

 

少年の頃の夏の冒険をテーマにした映画

「Stand By Me」(1986年作品)を観たとき、

当時の自宅の横を走っていた越美北線のレールを歩いて、
遊びに出かけたことを思い出しました。


レールの上を綱渡りのように歩いたり、
ディーゼル車が通り過ぎた後にレールに耳を当てて
ガタンゴトンという音を聞き続けたものです。

雪の中、九頭竜方面に向かうキハ120

●雪の中、九頭竜方面に向かうキハ120 2009年1月1日撮影

雪の中、清滝川を渡るキハ120

●雪の中、清滝川を渡るキハ120 2009年1月1日撮影

 

今回の帰省で、カメラを持って、

越美北線を走るディーゼル車を撮りました。

運行本数は限られているので、時刻表を頭の中に入れました。


子供の頃、よく遊んだ清滝川にかかる鉄橋まで、

雪の中のレールを歩きました。

そして、子供の頃と同じように鉄橋を渡りました。

予定時間通り、灰色の雪雲の中、

キハ120は、九頭竜方面から戻ってきました。

九頭竜方面から清滝川を渡るキハ120

●九頭竜方面から越前大野駅に向かうキハ120(菖蒲池踏切付近)(1)2009年1月1日撮影

九頭竜方面から越前大野駅に向かうキハ120(2)

●九頭竜方面から越前大野駅に向かうキハ120(菖蒲池踏切付近)(2)2009年1月1日撮影

九頭竜方面から越前大野駅に向かうキハ120(3)
●九頭竜方面から越前大野駅に向かうキハ120(菖蒲池踏切付近)(3)2009年1月1日撮影

 

晴れていれば、飯降(いふり)山が正面に見えたはず。

九頭竜方面から清滝川を渡るキハ120

●九頭竜方面から清滝川を渡るキハ120 2009年1月1日撮影

 

現在の実家は線路から100m離れましたが、

徒歩で5分も歩けば、ナイスな撮影スポットに到着します。

 

雪の中、九頭竜方面に向かうキハ120のテール写真、幻想的 !!

JR越前大野駅から清滝川鉄橋に向かうキハ120

●越前大野駅から清滝川鉄橋に向かうキハ120  2009年1月1日

 

1月2日、

九頭竜方面に向けて越前大野駅を出発する車両を見送りました。

通学時に毎朝渡った踏切を、

当時と同じようにディーゼル車は通り過ぎました。

九頭竜駅に向けて越前大野駅を発車

●九頭竜駅に向けて越前大野駅を発車 2009年1月2日撮影

神明踏切に向かうキハ120

●神明踏切に向かうキハ120 2009年1月2日撮影

懐かしの神明踏切を通過

●懐かしの神明踏切を通過 2009年1月2日撮影

 

九頭竜方面から戻って来た車両に、

学生の頃と同じように一人乗り込みました

JR越前大野駅の駅舎

●JR越前大野駅の駅舎 2009年1月2日撮影

 

故郷を後にする人、福井に遊びに行く人などで、

1両の車両は一杯。

キハ120に乗り込む乗客

●キハ120に乗り込む乗客(JR越前大野駅) 2009年1月2日

 

当時と違うのは、外国語の会話が聞こえること。

福井に向けて発車を待つキハ120

●発車を待つキハ120(越前大野駅) 2009年1月2日撮影

キハ120の車両番号

●キハ120の車両番号 2009年1月2日撮影

 

ワンマン運転のため、運転士が時刻を確かめて発車。キハ120の運転席

●キハ120の運転席 2009年1月2日撮影

 

1時間弱で福井駅に着くと、乗客はさっさと降りていきました。

空になったキハ120は、一旦、車両基地に向かいましたが、

次の発車に向けて、すぐに2番ホームに戻って来ました。

乗客が降りた後のキハ120車内

●乗客が降りた後のキハ120車内(福井駅) 2009年1月2日

JR福井駅2番のキハ120

●JR福井駅2番のキハ120(JR福井駅) 2009年1月2日

車両基地方面に向かうキハ120(1)

●車両基地に向かうキハ120(福井駅)(1) 2009年1月2日

車両基地方面に向かうキハ120(2)

●車両基地に向かうキハ120(福井駅)(2) 2009年1月2日

再び入線して来たキハ120(1)

●再び入線して来たキハ120(福井駅)(1) 2009年1月2日

再び入線して来たキハ120(2)

●再び入線して来たキハ120(福井駅)(2) 2009年1月2日

 

再び乗客を乗せて、越前大野駅に向けて発車。

キハ120に乗り込む乗客

●キハ120に乗り込む乗客(JR福井駅) 2009年1月2日撮影

 

2004年7月18日の福井豪雨で流失した5つの橋梁は修復され、

2007年6月30日に全線開通。

 

全線開通後、初めての越美北線乗車 !!

流失した橋梁は、茶色に塗られて見事に生まれ変わりました。

復興した第7足羽川鉄橋

●復興した第7足羽川鉄橋(小和清水駅付近) 2009年1月2日

復興した第4足羽川鉄橋

●復興した第4足羽川鉄橋(JR市波駅付近) 2009年1月2日

 

越美北線にとっての最大のリスクは「雪」。

特に、雪の重みで倒れた線路脇の樹木が線路を塞いで、

不通になることが少なくありません。


年明け早々、鉄道職員の方が車両の先頭に立ち、

倒木リスクの高いポイントをチェックしていました。

車両先頭で確認作業中のJR職員

●車両先頭で確認作業中のJR職員 2009年1月2日撮影

 

薬剤師のせいか、越美北線の駅では

「越前薬師(えちぜんやくし)」という駅名が気になります。

キハ120車内から撮った「越前薬師」駅表示版

●キハ120車内からの「越前薬師」駅表示版 2009年1月2日

 

大野名産の「里芋」の煮っころがしを、

反射板のついた旧式の石油ストーブで焼いて食べると

とてもおいしいんです。

その大事な写真を撮るのを忘れていました。


今回の帰省でも、

母が煮付けてくれた「里芋」をたくさん食べてきました。

なつかしい・・・“故郷の味”です。

大野名産の「里芋」の煮っころがし

●大野名産の「里芋」の煮っころがし 2009年1月3日撮影

越前大野から金沢までの乗車券

●越前大野から金沢までの乗車券 2009年1月3日撮影