生理前になるとイライラする。
お腹が痛くなる。。
だるくて体がつらい。。。
生理前のそういった症状は、
PMS(月経前症候群)の症状かもしれません。
PMS(月経前症候群)はきちんと対処すれば、
かならず改善してゆきます。
自分の体質や症状に合った改善方法を
一緒に見つけてゆきましょう♪
☆冬にPMS(月経前症候群)が悪化する??
冬場になるとPMS(月経前症候群)の症状が
悪化するという女性が結構います。
というのも、PMS(月経前症候群)は、
生活習慣の乱れやストレス・体の冷え等で、
卵巣や子宮などの機能が低下し、
それにより体内の女性ホルモンの分泌が
減少することが原因のひとつと考えられて
いるからなんです。
☆冷えは女性の体にとって大敵!!
冬になると気温が下がり、体温が奪われやすくなり、
体が冷えやすくなります。
女性は男性よりも、おしゃれの為に露出度の高い洋服を
着る機会も多く、体が冷えやすくなります。
また男性より体が小さく、筋肉量も少ないために、
内側から熱を作り出す力も弱いので、
体は一度冷えると冷えっぱなしになってしまいます。
さらに、女性の最も大切な器官のひとつでもある
卵巣や子宮などは、体のまんなかにあって
常にあたたかさで満たされていなければなりません。
なぜならば、体が冷えて血流が鈍くなると、
卵巣や子宮等の動きが弱まり、月経異常(無排卵・生理不順など)
月経困難症・PMS(月経前症候群)を発症させるといわれています。
この様に、女性の体にとって冷えは大敵なんです!!
☆日照時間とPMS(月経前症候群)の関係
冬の時期は日照時間が1年のうちで最も短くなります。
このことも、冬にPMS(月経前症候群)が悪化する
原因のひとつだと考えられています。
現代社会においては、コンビニや深夜営業の店がたくさんあって、
日照時間というもの自体意識することが少なくなってきていますが、
日照時間が生き物に与える影響はとても大きいんです。
たとえば、植物には日照時間の長さによって、
開花したり結実したりするものが多いんです。
日本人の食生活の中で米と同様に重要な、
大豆(豆腐・醤油・味噌・納豆などの原料)も
「短日作物」と呼ばれ、
日照時間が冬に向かってだんだん減少する
状態でしか実をつけません。
また、冬に日照時間や気温が減少すると、
野生動物が冬眠をするという事は
よく知られていますよね?
人間も、生き物であり動物の一種です。
「冬になるとお腹が空く」
「冬になると眠くてお布団から出られない」
というのは、みなさん感じたことありますよね?
また、冬になるとうつ症状が発症する
「季節性うつ」「冬季うつ」
と呼ばれる精神疾患があります。
この季節性うつは、冬場になると「うつ」の
ような症状があらわれるのが特徴です。
日照時間の短くなる10月~11月位から、
日照時間が長くなる2月~3月までの間、
症状が出るそうです。
精神科医の香山リカさんも、
著書の中で自身の季節性うつについて、
言及されており、冬場だけ向精神薬の
処方を受けて、症状を抑えている
という記述を読んだ覚えがあります。
この「季節性うつ」も女性の発症率が高く、
PMS(月経前症候群)とも深く関係している
のではないかと言われています。
こうしてみると、冬場にPMS(月経前症候群)が
悪化するという事は、間違いないようです。
PMS(月経前症候群)が冬に悪化するなんて、
そんなことわかったって良いことないじゃない?
って思われる方もいらっしゃるかもしれませんが…
『PMS(月経前症候群)が冬になると悪化する』
という事が分かっていれば、
冬になる前の秋口から、基本的な生活習慣や
体質の改善などの対策や治療をして、
冬のつらいPMS(月経前症候群)の時期に
備えることができます。
また、冬に入ってPMS(月経前症候群)が
悪化してきたなと感じたときに、
PMS(月経前症候群)の改善薬やビタミン剤
サプリメント等を事前に用意しておくと、
心強い味方になってくれるかもしれません。
備えあれば憂いなし!
ぜひ、症状が悪化する前に、備えてみてくださいね♪

