生理前におりものって増えますか?
おりものって、子宮の状態を表す、
女性の健康のバロメータっていいますよね?
においや質感、色味や透明度、血が混じっていたり。
ほんと千差万別。
でも、ある一定の法則って感じたことないですか?
生理が終わるとすっきりするけれど、
排卵期のあたりになるとじょじょにねばーっと糸を引き、
とろとろ透明で量も多くなってくる。
それは、精子が子宮の卵子にに到達しやすくするために、
精子が泳ぎやすいおりものを分泌しているのだとか。
ほんとに女性の体って神秘的だなって感心します。
そして生理前にまた、だんだん増えてくる。
体調がすごーく悪いと、カッテージチーズみたいな不透明のポロポロ
したおりものだったり。
そして、いまさらですが、
おりものって…
「下りもの」
なんですね。
なんか、歴史や風情を感じてしまうのは私だけでしょうか?
上方落語やくだらねぇ(江戸に下らない)っていうニュアンスを思い出すからでしょうか?
「おりもの」って言葉がなかったら
私だったら、「あのねばっとした液体」とかって表現で
片づけてしまうと思うのですが。
すごーく昔から女性の関心事としてあったから、
そういう奥ゆかしい名前があるんだな…
と考えさせられました。
蛇足ですが、女の子の節句に食べる菱餅の意味って知っていますか?
菱餅の菱とは、植物の「菱」の実から来ていて、それは◇菱形をしています。
(というより菱の実の形→菱形となったんですよね)
菱は蓮などと同じ水生植物で、菱の実は蓮の実のように茹でて食べたりします。
(でんぷん質でホクホクして美味しいらしいです)
そして、女性のある大切な場所が菱形だから、
菱形をかたどったおもちを食べたんですって。
昔は、おもちって御馳走で、そこにヨモギの緑は「健康や長寿」、「純潔」の白、
女性の魔除けを意味する「紅」の三色の彩で、娘の健やかな成長と女性の幸せ
を願ったんだそうです。
なんか、それって直接的すぎやしませんか?
って思うけれど、西洋文化が入ってくるまでの日本って
けっこう性に対しておおらかだったみたいですよ。
なんでもダメダメ!なことが多いですが、いつもおおらかな気持ちでありたいです。
