私の耳は底ぢから -8ページ目

今週のさよなら絶望先生 第百三十三話「対象街の殺人」

週刊少年マガジン2008年17号

第百三十三話「対象街の殺人」


女性との服装がおしゃれになっているなあ、と感じたぐらい。


背景ネタ、感想など。


・冒頭の奈美ちゃんの横顔がかわいい。最近の「絶望先生」は女の子の伏し目がちの横顔がかわいくなってきた。


・3ページ目の記述によると、茶道部のなにがしちゃんは木野君を対象GUYにしたのか?実は木野君は対象GAYだったので幻滅した、なんて裏話があったら悲しい。


・ブレザー姿の千里がりりしくてよい。


・久米田先生は『絶望先生』を通して、「こういう思想を伝えたい」とか「読者をケーモーしたい」という意図は持っていないと思う。しかし、インタビューを読む限りでは、毎回出てくるいろいろな題材に対して、それぞれ「うれしい」「胸糞悪い」という程度の感想は持っていそうだ。つまり、『絶望先生』には決まったテーマはないけれども、久米田先生の志向性とか価値判断みたいなものは作品の中で生きていると思う。もちろん、登場人物のしゃべっていることが全部フィクションであるということも考えられる。それならそれで、『絶望先生』は古典的なお話の枠組みを持った作品だということがわかる。少なくとも、小林恭二の『ゼウスガーデン衰亡史』のような、テーマも価値判断も消失した世界ではない。



今週のマガジン感想


・「零」……現在のマガジンで最もかっこいい男・板倉さん登場。あと兄さんの名前が末崎と判明した。後藤利根雄(58)というネーミングといい、カイジのセルフパロディーなんだな。


・巻頭の「魔画尽町殺人事件」に絶望先生2コマ御出演。背景がさわやかでいい感じ。



以上。

アニメ『俗・さよなら絶望先生』第十一話

・tvkにて鑑賞。


原作どおり。



A・Bパート「黒い十二人の絶望少女」


・横溝正史の作品は映画も原作もほとんど未見なので、この機会に少しずつ消化していこうと思う。


・小林少年こと、まといちゃんをはべらせている絶望探偵がうらやましい。あの泥棒がうらやましい。


・なぜ被害者はアニメの場面に見立てて殺されたのか、といった謎を解決しないで終わらせるのは、演出として悪くないと思う。しかし、せっかく「事件を解決したころには関係者は全員死んでる」といった原典へのツッコミをするのだったら、『名探偵の掟』のように、ベタでもいいから何かしらのオチをつけてほしかった。


Cパート……「今月今夜のこの月が僕の涙で曇りますように」


・別に普通。


以上。

今週のさよなら絶望先生 第百三十二話「黄砂の女」

週刊少年マガジン2008年16号

第百三十二話「黄砂の女」


今週号を読んでドラえもんのノストラダムスの回を思い出した。出木杉君が格好よかったのを覚えている。


背景ネタ、感想など。


・ノイズのかかった千里ちゃんがかわいい。


・6ページ目の可符香の立ち絵は眼がくりくりしていてかわいい。



・私は糸色家の兄弟の構成は『北斗の拳』のパロディーではないかと勝手に思っている。


縁=ラオウ……ともに長男。父に絶縁(破門)される。
景=ジャギ……景が次男、ジャギが三男。変態。
命=トキ……命が三男、トキが次男。医者。
望=ケンシロウ……ともに四男。主人公。
交=リュウ……長男の子。主人公に育てられる。


 次男と三男が逆なのと、景とジャギの説明が苦しいことを除けばこの兄弟の構成はよく似ている。
 また、北斗の兄弟には倫に該当する人物がいないが、リンという名の登場人物はいる。北斗のリンは最初はゲストの村娘的な扱いだったのが、物語が進むにつれてその立場を流浪流転させた。絶望の倫も最初は華道の先生として登場して、2のへの生徒、ケツだけ星人、ウォンカ氏、バスガイドなどいろいろなコスプレをしている。ここまで書いてきて北斗にも何か元ネタがあったら恥ずかしいな。


・7ページ7コマ目のまといの不機嫌な形の眉毛がかわいい。


・秋葉原でローカルTV局の方に声をかけられたことが一回ある。これはお断りした。服飾の専門学校の学生さんに声をかけられたことも一回ある。これには応じた。どちらのケースでも、スーツ姿のリーマンに声をかけることはないと思う。たたられるほうにも何か原因があることが多いのではないか。何事も中庸が望ましい。



今週のマガジン感想。


・世に櫛比する『あしたのジョー』の評論には、「今のちばてつや先生には連載時のようなジョーのイラストが描けない」という旨の記述がたいてい出てくる。ちょっと太った感じになってしまうのだそうだ。そのちば先生がジョーを「描いた」ということは、マガジン50周年はそれだけ重要な出来事なのだろう。


・多くの著名人がマガジンを祝福しているのはめでたいことだが、『はじめの一歩』以外の現役の漫画に触れている人が『Over Drive』を楽しみにしているという小栗旬さんしかいないのはさびしいことだ。コメントしてる人おっさんばかりだしな。



以上。

久米田康治・新房昭之・龍輪直征・宮本幸裕 四者対談(『季刊エス』2008年4月号)

放送も終わりに近づいたころに発表された対談だから、既知の情報(畑ネタ・前田ネタなど)も多いわけだが、この対談のポイントとしては、


・久米田先生がどれだけ深くアニメの制作にかかわっているか。


・担当編集の竹田氏はヤルキになっている。


この2点があると思う。社交辞令が含まれているかもしれないから、参加者の発言をそのまま鵜呑みには出来ないが、原作側と制作側の関係が良好であることは伺える。

 また、あまり表に出てきてはいないが、『涼風』や『エアギア』などの人気作のアニメ化が不調に終わる中、外様作家の作品をアニメ化させてそこそこの成功を収めた竹田氏の営業努力は決して小さいものではないと思う。

 制作するスタッフに問題はなさそうなので、今後のメディア展開の可能性について、製作者の意見も聞いてみたい。

今週のさよなら絶望先生 第百三十一話「負けたの草子」

週刊少年マガジン2008年15号

第百三十一話「負けたの草子」


別に普通。


背景ネタ、感想など。


・1ページ目の千里ちゃんの眼の位置が離れているような気がする。


・可符香メイドの新バージョン登場。


・アリスソフトやソフトハウスキャラのゲームで得点を競ったり、『臭作』でどれだけ早く全員をコマせるかを競うことはあっても、『つよきす』で「攻略の優劣を競」うことはあまりないのではないか。まして「俺のほうが愛されている」とは何をかいわんや。ネット上ではゲームのキャラに関して「さやさやは俺の嫁」「いやいや俺の嫁」「皆さんが争ってる間にライダーはいただいていきますね」などと日夜バトルが繰り広げられているが、私の周りでは同じゲームをやっている方とは、多少趣向が違っても意気投合して語り合うことが多い。まあ世間は広いから現実世界でも18禁ゲームの攻略の優劣について口論している人々がいるかもしれない。閑話休題。『つよきす』は個別のルートに入ってしまえば基本的に一本道だから、攻略の優劣ではそれほど差がつかない気がする。ここは「二次元キャラに注ぐ愛情の優劣を争ったり!」というような表現にしたほうがよかったのではないか。ちなみに『つよきす』はこの春に続編が発売される予定だが、初代を創った企画兼シナリオの人と原画担当の人がすでに退社しているため、スタッフは一新されている(キャストはそのまま)。ゆえにその出来ばえや、続編そのものの是非について一部で懸念されている。この場合はやはり全員負けなのだろうか。


・藤吉さんの友人をレギュラーにしてほしい。


・私だったらアッキーナをポルノ映画館に連れて行って振られる。


・木野君はこないだまでブリューゲルの絵に出てくる妖怪みたいな変な服を着ていたが、今回は天てれ戦士くらいの落ち着いたファッションになっていると思う。


・絶望生徒たちの脚が長いのはいつものことだが、10ページの可符香の立ち絵は、ぐっと背が伸びているように感じる。


・去年の大晦日は大槻教授と韮澤さんのバトルがなかったのでさびしかった。


・12ページ5コマ目のミニ可符香がかわいい。


以上。

ライバル

「ライバル」の巻末の辺りをよく読んでみると、映画のPRページの「シネマルくん」の漫画を松沢夏樹氏が担当していた。松沢氏は映画好きらしくて、『パッパラ隊』の単行本の扉絵の映画ポスターのパロディには毎回笑わせてもらったから、懐かしくはある。正直マガジンの同様のページより10倍は面白い。でもったった3ページのためだけに毎月買うのもな。

月刊少年ライバル 2008年5月号

月刊 少年ライバル 2008年 05月号 [雑誌]
¥500
Amazon.co.jp

氷川へきる氏の読切「るきあ in the Room」が載っているので買った。るきあさんのキャラクターがかわいらしくて、ほのぼのした。おわり。

アニメ『俗・さよなら絶望先生』第十話

・tvkにて鑑賞。


原作どおり。


Aパート……「劣化流水」


・大草さんの演技が冴えていた。


Bパート……「痴人のアリ」


・ボインBOYとかいうゲームがアレだけ棚を独占していられるのが不思議でしょうがない。それともアレはワゴンセールなのか。


Cパート……「一見の条件」


・「普通っていうなあっ」がかわいらしすぎる。


以上。

今週のさよなら絶望先生 第百三十話「おろしや国タイム譚」

週刊少年マガジン2008年14号

第百三十話「おろしや国タイム譚」


この週はタイムラグの話。最後の2ページぐらいの展開は感動しました。脳に信号が伝わるまでにタイムラグがあるので、私たちの目に見えるものは、実際には過去の映像である。もしかしたら、現実にはまったく違う世界が広がっているかもしれない。巨匠・中島らも先生のエッセイを思い出しました。


背景ネタ、感想など。


・風邪ひきの霧ちゃんは萌えるし、交とのコンビもよい。風邪を治すには体育座りよりも、さっさと寝たほうがいいと思うよ。


・5ページ1コマ目。私も千里ちゃんにこんなことを言われてみたい。俺も女を泣かせてみたい(by小谷野敦)。


・7ページ目の大草さんの立ち絵に萌え。虹色シーズンさりげなくパンチラ。胸はモグダンのキャラ並みに巨乳。


・8ページ目のアシスタントさんが描いたと思しきミニあびるがかわいい。


・アニメから逆輸入の加賀さんのおさげのピコピコ。マガジン読者には天満のパクりだと誤解されるでしょう。


・千里ちゃんに7年笑いのツボを突いてもらったので、とってもハッピー。不敵な笑みに萌え萌え。できればあと19回突いてもらえれば、今後140年は笑わずにすむ。


・絶望先生は126集までリリースされるので、少なくとも7年後はまだ続いている。


以上。

アニメ『俗・さよなら絶望先生』第九話

・tvkにて鑑賞。


なんだかよくわからない構成だった。


アバンタイトル……「絶望ファイト」


・私は昭和末期の生まれなので「ウルトラファイト」自体は観てないが、ウルトラ怪獣図鑑などのメディアによりその存在自体は伝え聞いていた。こんなシュールな番組だったとは。


Aパート……「一人より女夫の方がええいうことでっしゃろ」


・平和ボケの私にとっては耳の痛い話。

Bパート……「奥の抜け道」


・千里ちゃんのナースコスは抜ける。


Cパート……「絶望ファイト」


・「サイコ」と「2001年宇宙の旅」のパロディーは、絶望先生に限らずよく見かける。「グッバイ、レーニン!」や「チャーリーとチョコレート工場」など。


・「デカルチャー!」という叫びを見て思い出したが、二話のAパートはマクロス風味にすればよかったのではないか。過ぎたことをああだこうだいっても仕方がないが。


以上。