今週のさよなら絶望先生 第百二十九話「花係の森」
週刊少年マガジン2008年13号
第百二十九話「花係の森」
更新が遅れてすみません。この週はカラーがとてもきれいでした。扉絵の部分で正座する少女たち。ページをめくると、四色のカラフルな団子のカットバックをはさんで、少女たちのいるところから右のほうにカメラが移動していく。すると隣に絶望先生の兄妹がいるのが見えて、団子は絶望先生たちのものだとわかる。フランスのまんがアーティストにも、これほど見事な構成のコマ割を描ける人間はいないのではあるまいか、とフランスのまんがアーティストを知らないのに適当なことを言ってみる。絶望先生では、センターカラー時の扉絵は、単行本化されたら削除されるというのが通例ですが、今回はどのように処理されるのでしょう。
カラーがよかった分、本編では後半で失速した感じ。連載が始まった年は二十ページの増ページもあったというのに、もう十六ページですら体力的に描けなくなっているのでしょうか。最近は休載もしてないから心配だ。
背景ネタ、感想など。
・3ページ目に「2号連続11作品大増量シリーズ」のマーク。絶望先生がマガジンのスタメン扱いされているのに感動。
・奈美の横顔がかわいい。そして奈美の尻のあたりを眺める絶望先生。
・文庫本には出版社によって異なる性格がある。集英社文庫は若者向きに編集されているから、『人間失格』の表紙を小畑健氏が描くのは間違ってはいないと思う(絶望先生は、そういうことを言っているのではないと思うが)。個人的には、高橋源一郎『ペンギン村に陽は落ちて』の表紙を鳥山明先生に、室生犀星『蜜のあわれ』の表紙を田丸まこと先生に描いてほしい。無茶をいうな。それでは本末転倒である。
・6ページの身を乗り出したまといがかわいらしすぎる。
・歌がアレでも人気が出るのは、もう30年も前の天地真理からの伝統。もっと前に類例がいるかもしれない。
・たいしたストーリーのある漫画は数少ないが、『かってに改蔵』はその貴重な作品のひとつ。こういうことを現実世界でいうと大抵鼻で笑われる。
・小首をかしげた大草さんに萌え萌え。
・「ブランド」を直訳すると商標とか焼印とかの意味になるので、マークの入っていないブランドのバックというのはおかしい。
・渋谷にはブックファースト以外にも、シネマライズとかタワーレコードとか名所がいっぱいあるだろ。
・押し種のビジュアルが気持ち悪すぎる。
・モーニング娘。がASAYANに出ていたころ、「愛の種」というシングルCDをインディーズで出すという企画があった。おそらく絶景先生は、これから絶望少女たちがモー娘のような国民的アイドルになることを期待してこういうことを言っているのだと思う。
・オチはちょっと笑った。
以上。
アニメ『俗・さよなら絶望先生』第八話感想
・tvkにて鑑賞。
絶望先生に関しては、原作どおりに作るというのはあまり賛同できない。漫画原作の(商業)アニメ化には、大きく分けて「原作が人気があるからアニメ化する」「てこ入れのためにアニメ化する」という二つのパターンがあると思う。これは繰り返しの主張になるが、『かってに改蔵』はほぼ完璧な作品であり、アニメ化しようがしまいが100年も200年も読み継がれる傑作だと思う。それに比べて、『絶望先生』は前述のパターンだと後者なのである。人気作となるには、何かが足りない。だから原作に忠実に作ってしまうと、その違和感を残したまま未消化のままに終わってしまう。今は、アニメのDVDを売って資金を回収するシステムになっているそうだ。一部の濃い客から大金を集める、ディナーショー型の閉じた商売になっているということだろうか。そうではなく、アニメ版では『絶望先生』をどんどんメジャーにして、多くのメディア展開をすることに心血を注いでもらいたい。そこで初めて、『絶望先生(久米田先生の原作ということでもなく、シャフト謹製アニメということでもなく、人々のイメージにある独立した存在)』は作品として完成すると思う。だいたい、原作どおりなら漫画を読んでおればいいではないか。
Aパート……「スパイナツプリン」
・乳でけー。
Bパート……「暴露の実の熟する時」
・女生徒たちの五月バレをまじめに受け取ると、愛ちゃんが時々ずる休みしているというのは人間味があってかわいい。マリアが男のなのはクラス籍的には問題ない。問題は智恵先生である。日本では重婚が禁止されている。イスラム国なら妻を四人まで持つことが可能だったかと思うが、女性が男性三人を配偶者に持つということは出来ないのではないか。ということは、絶望先生の世界は現実の世界とは異なった法体系を持つパラレルワールドだということが言えるのではないか。昭和83年だしな。
Cパート……「半分捕物帳」
・私が監督だったら、奈美ちゃんの二分笑いのところでカメラを固定して、そのまま8時間ぐらい奈美ちゃんの二分笑いをとり続けていたと思う。
以上。
アニメ『俗・さよなら絶望先生』第七話感想
・tvkにて鑑賞。
リリキュアをやって頂いたのでよかった。リリキュアは今後も展開してほしいが、こればっかりは講談社やスポンサーの協力がないと無理だろうな。
アバンタイトル……「絶望先生」
・できれば一話まるまる使ってほしかったが、べたべたな展開であり、OP+αで内容を全部説明してしまっている感があるので、短くまとめたのは的確な判断だったと思う。
OP……「リリキュアGOGO!」
・映像はろりぷに感がよく出ていてOK。主題歌は本家のプリキュアなどと比べると今一歩な印象。ぜひ字幕をつけてほしかった。ひょっとして、字幕をつけると著作権料を取られるとか、制約があるのだろうか。
Aパート……「百万回言われた猫」
・せりふの中にやたら「○」が入るのが気になった。
Bパート……「赤頭巾ちゃん、寝る 気をつけて」
・楓さんの盗撮シーンにどきどきした。
Cパート……「津軽通信教育」
・とてもおもしろかった。影絵や切り絵など、様々な手法で展開する様が、みんなのうたを見ているようで暖かい気持ちになった。特にクレイアニメの奈美の顔がかわいらしかった。
以上。
今週のさよなら絶望先生 第百二十八話「マディゾン郡のはしか」
週刊少年マガジン2008年12号
第百二十八話「マディゾン郡のはしか」
またスカーフの柄が変わっている。中川のネクタイみたいに毎週変わる予感。
背景ネタ、感想など。
・2ページ目のあびるのバストショットがなんかいい。
・4ページ目で題材になっているエロゲーが数年前の代物のような気がする。久米田先生にはぜひ次の流行を作ってほしい。
・女の子のおっぱいを揉んでも致命傷にならない大人もいる(例・志村けん先生)。
・今週は「オパイヲサワルノワヨクナイノデス」に最も笑った。
・変装した可符香がサイコパワーを心に秘めたアイドルの髪を切った姿に見える。
・千里が、ラブレターをもらった先生にぶちきれないので、ずいぶん気持ちを抑えられるようになったなと思う。
・11ページ5コマ目のはしゃいだマリア(トーンなし)がかわいい。
・娘々が少し登場したのでうれしい。これからもレギュラーとして登場してほしい。
以上。
『TV ANIMATION 【俗】・さよなら絶望先生 絶望案内正本』
私は少女たちの3サイズとか体重とかロボのスペックが知りたかったのだが、このファンブックはキャラクターやあらすじのスタンダードな紹介にとどまっている。どうせなら、『光栄ゲーム用語事典』ぐらいはっちゃけてもよかったと思う。ノリがアニメ誌の記事と同じなので、初心者にはいいかもしれない。
しかし、日塔エンゼル奈美ちゃんの項目の「特に努力しなくても、十分かわいい」という一文には同意するほかない。
あとは、シリーズ構成の小黒氏がインタビューに応じているのが珍しい。また、付録のすごろくはぜひ冨樫義博氏に監修していただきたかった。
久米田康治『さよなら絶望先生 第十二集』所感
さよなら絶望先生 第12集 (12) (少年マガジンコミックス)/久米田 康治
¥420
Amazon.co.jp
私はほっとけば一日中漫画を読んでる人間である。マガジンなど電車での行き帰りに何度も繰り返して読むので、奈美や可符香の服に指紋がべったりついているし紙はぼろぼろだ。そうなってくると単行本はコレクターズアイテムに近いものになってしまう。何度読んでも楽しめるようなかわいらしい絵柄を追求してほしい。十二集は芽留の活躍する話が多いので芽留に萌えればいいと思う。
背景ネタ、感想など。
・今回の主な眼福は、芽留全般、一見様に接待する奈美、芽留パパパンチ、58ページホームセンター、木野と加賀さんのバトル、ゲームギアで先生を釣る可符香、89ページアリスコス千里、がっがり奈美、運動するしかないっ奈美、楓の復権、トレンチコート千里、サンタコス奈美など。
・加筆部分は千里のオーラパワー。期待はずれ。
・第百十五話の扉絵を見てスマップのフライのアルバムを思い出した。
・第百二十話でマッチをすっているのが奈美か可符香かというのは大変重大な問題である。
・私はマガジンドラゴンを持っているが、番外編と本編の内容にそれほど違いは感じられなかった。巻末のおまけ漫画は、まるで「キラーコンドーム」程度の作品を、「デビルマン」レベルのだめ映画だと吹聴しているかのように見える。全体的に自意識過剰だと思う。
以上。
今週のさよなら絶望先生 第百二十七話「落園への道」
週刊少年マガジン2008年11号
第百二十七話「落園への道」
今週号を読んで、やっぱり久米田先生は今後の商業的な展開を意識した作品作りをしているなあ、と思いました。ただ、実際に劇場版のオファーが来ているならわざわざ久米田先生が自ら脚本を書く必要はないわけで、今のところ新しい展開はなさそう。このアクション路線が2~3週続くようであれば、先生に何かあったのかという可能性もありますが、今のところはいつもどおりな感じ。
背景ネタ、感想など。
・今週の眼福は2ページ目の可符香ちゃんのバストショット。
・景兄さんの持ってる「黒いもの」でクスッときた。
・毎度毎度毎度毎度見えそうで見えない千里ちゃんのスカートの下の劇場。
・包帯をたどって行軍する少女たちのシルエットがサザエさんのエンディングに見える。
・絶望先生がまといに冷たくしているように見えるのは、この前に一発やって哲学者状態になっているからと想像。
・合格祈願のお守りもついていることだし、就職活動をがんばらないと。
以上。
アニメ『俗・さよなら絶望先生』第六話感想
・tvkにて鑑賞。
今週はほぼ原作どおりの出来。特に感想はなし。
Aパート……「君、知りたもうことなかれ」
・原作どおり。
Bパート……「夢無し芳一の話」
・原作に比べてオチがすっきりまとまった印象。
Cパート……「隠蔽卒」
・声優シャッフル。おもしろーい。
以上。
今週のさよなら絶望先生 第百二十六話「あまい姫」
週刊少年マガジン2008年10号
第百二十六話「あまい姫」
今週号を読んで、子供のころに買ったアニメの食玩を思い出しました。原産国が中国のものが多かったように思います。中国人民は何を考えて「コレクター・ユイ」とかのフィギュアに色を塗っていたのでしょうね。中国人民の違法コピーにちょっと興味がわいてきたので、そのうちに本を読んで勉強してみようと思いました。あと、女性とのスカーフの柄が変わってますね。
背景ネタ、感想など。
・冒頭の奈美ちゃんの「バレンタインだねっ」の「っ」がかわいい。
・今週の眼福は、なんといっても3ページ目の奈美ちゃん。瞳に光の入ったバストショットもいいし、ちんまりした笑顔の三段ぶち抜き絵もかわいい。これは、3ページの三段目までを切り取って額縁に入れて飾っておくしかないでしょう。メッセージカードとして使ってもおしゃれですね。講談社は、奈美ちゃん印のちょっと失敗しちゃったハートチョコの商品化を、真剣に考えるべき。
・千里ちゃんのリアルハートチョコを見て、宮沢章夫さんの「プラムの箱」というエッセイ(新潮文庫『よくわからないねじ』所収。名著です)を思い出しました。
・「メカビ」で山田真哉さんもおっしゃっていましたが、アニメやゲームを日本の機軸産業にするのは無理だと思います。日本のアニメーターやグラフィッカーを昼も夜も19世紀のアメリカの綿花栽培における黒人奴隷のごとくこき使って、ようやく完成するのが日本のアニメやゲーム業界の現状です。コンテンツよりも新型テレビやインターネットインフラを開発するのが先だと思います。それに、アニメやゲームは「産業」ではなく(芸術、あるいは娯楽、時にはそれ以下の)「作品」でしょう。プロデューサーはともかく、製作の段階で金儲けのことしか考えていないようでは、そもそも金になる作品はできないと思います。
・生身の女性に興味のない精鋭部隊をみて、違和感を覚えました。なぜと考えるに、カエレも娘々も私にとっては二次元の存在であるからです。彼らの観ているテレビのブラウン管を見ると、既存のアニメキャラには性的な興奮を覚えるようです。しかし私は、キャラクターそのものではなく、脳内に映った虚像を愛しています。ですから、数人のオタクが同じキャラクターを見ても、その脳内に映った像はそれぞれ違うはずです。どうせなら、カエレや娘々を二次元キャラに脳内変換したら人生幸せになると思うのですが、そういうのは余計なお世話ですかね。少なくとも、斎藤環さんが『戦闘美少女の精神分析』において、オタクの定義は「アニメ絵でマスターベーションが出来る」ことだ、みたいな事を書いていたのは、それはちょっと違うと思いました。
また、私が「生身の女性に興味のない」人々を見て思うのは、もし二次元キャラが生身の人間に変身して迫ってきたら、彼らはどうするのか、ということです。「香貫花たんはそんな破廉恥な女の子じゃない、こいつは偽者だ」とでも言うのでしょうか。しかし、複製が大量に印刷され、多くの家庭に電波として流れているものを、どうやって本物と偽者とに分けているのでしょう。結局、自分の脳みそに聞いてみるしかないと思いますが。そもそも、人間はどうやって二次元と三次元を区別しているのでしょう。物知らずだからこういう基本的なことが分からない。本を読んで勉強しようと思います。
・国家機密を教えた長官が石破茂に見える。でも、石破氏の今の役職は大臣だよな。「防衛大臣」なんて肩書きだと特撮映画みたいで違和感あるから、長官でいいけど。
・スパイの娘々のキャラは完成されているし、色っぽいので捨てキャラにするにはもったいない。ぜひレギュラーになってほしいです。そんなことを言ってたらハニートラップにかかってあなたの人生終わるわよとばかりに追い込まれてしまうのでしょうね。
ひとつ言わせてもらうと、娘々が失敗したのは精鋭部隊の趣向だけでなく、若者とおっさんのジェネレーションギャップもあると思います。これが『加治隆介の儀』の登場人物なら絶対に引っかかる。国家機密が漏洩してにっちもさっちも行かなくなったところで加治先生登場。加治先生に抱かれた娘々は情にほだされ、人知れず自殺をします。もちろん加治先生の名を表に出すなんてへまはしなせん。そして当の加治先生は国家機密を守り抜いた英雄として国民に崇め奉られるのです。出演したのがギャグ漫画で助かったね、娘々。
・今週のオチはあまり面白くありませんでした。なぜ面白くなかったのかを、改蔵のオチと比較しながら考えてみたいと思います。
『かってに改蔵』の5巻11話、不発弾の話のオチで(midareuti様、技をお借りします)すず部長の昔の写真が、髪の毛の外ハネが内ハネになって、容姿が綾波レイそっくりになっている、というネタがありました。たまたま似てしまったのか、若気の至りでまねしていたのか、すず部長自身が4人目なのかはわかりませんが、この写真を初めて見たとき、私の脳裏にはナデシコのホシノルリとか、アキハバラ電脳組の大鳥居つばめといった、綾波レイにそっくりなキャラの姿がぴゃぴゃぴゃぴゃぴゃっと浮かびました。そして、すず部長もまた、ちょっと髪型を変えたら綾波になってしまうじゃないかと気づきました。エヴァンゲが終了したにもかかわらず、ちっともその影響下から抜け出せていない、当時のアニメ業界を皮肉っているのかな、とも想像しました。一枚のイラストからさまざまなことを想起させる、とても面白いオチだったと思います。(ネタバレ終わり)
一方、今回のハルヒ似のイラストは、中国の五輪大会の冊子という元ネタがあります。ネットに放流されたこのイラストを見て、大半の日本人は「パクリじゃねーか、へたくそ」という感想を持ったのではないでしょうか。いってみれば、VOW的な見方だと思います。それを踏まえると、今回のハルヒ似のイラストには「パクリじゃねーか、へたくそ」という意味以上のものはないと思います(あくまで印象論ですが)。つまり読者の生理的な感想に沿って描かれているわけで、構造的にはセカチューを泣きながら一気に読むのと同じレベルではないかと思いました。まあ、今週はあまり面白くなかったけど、次週に期待。
・今週の久米田先生の巻末コメントを読んで、悲しくなりました。OVAじゃあるまいし、DVDを何万本売った、売らないなんてことが符丁になっているアニメ制作現場というのは健全なのでしょうか。もともとアニメというものは、放送したらそれまでよの娯楽であって、ソフトの売り上げはあくまで副次的なものに過ぎなかったと思うのですが、いつの間にか、DVDを売るのが本筋で、本放送はその宣伝媒体に過ぎない、という状態になっていると思います。だいたい、独立U局のアニメなら、南関東か京阪神に住んでいれば一週間に2~3回観るチャンスがあるわけで、よほどのマニアでなければDVDを買う必要はないと思います。だいたい、ガンダムレベルの名作にも微妙な回があるんだから(例:ククルスドアン)、一週見逃したってたいしたことはないよ。DVDを売るためには咲くが修正をせねばならず、ちょっとでもキャラデザが違うと作画崩壊とののしられる。もっと別のところに気を回すべきではないでしょうか、視聴者も制作者も。「絶望先生」には、このようにマニアのおもちゃに成り下がったアニメを、広く万人に向かって発信してほしい、と思っていたのですが、続編が作られないというのはとても残念です。
今週のマガジン感想
・「零」 17歳にして元同級生を殺すとか簡単に考えてしまう山口君は、心に一生消えない傷を負ってしまうのではないでしょうか。ていうか、そういう心理描写を極力排除して、味方は味方、敵は敵とはっきり書き分けるというのがこの作品のコンセプトな気がします。そうなると兄さんや板倉さんの今後の扱いが気になるところですが、下手に仲間になって板倉さんがヤムチャ化するのはいやだな。
今週のサンデー・チャンピオン感想
・「金剛番長」でまぼろし探偵、「ギャンブルフィッシュ」でお姉チャンバラのパクリキャラがそれぞれ登場。今週のギャンブルフィッシュはセンターカラーなので、買って損はない。
以上。
アニメ『俗・さよなら絶望先生』第五話感想
・tvkにて鑑賞。
全体的にいうと、今週は実験的な要素がほとんどありませんでした。ほぼ原作どおりでした。
Aパート……「文化系図」
・原作の細かい演出もくまなく取り入れている上に、オリジナルの小ネタも豊富。投げキッスをされた奈美ちゃんのアレなポーズがかわいい。あとキン肉マンネタ、ドラゴンオールネタが面白かった。
Bパート……「私はその人を常に残りものと呼んでいた」
・マフラーであごを隠すファッションがあざとい回。マリア大活躍。
Cパート……「恩着せの彼方に」
・今週はこのパートがキモ。このパートを際立たせるために、ABパートを堅実なつくりにしたのではとすら思える。愛ちゃんももちろんかわいいけれど、一番かわいかったのはなんといっても奈美ちゃん。「おいしいでしょう?」とニカッと笑うシーンは、「時をかける少女」の紺野真琴が荒川で泣くシーンと同じくらいドキッとしました。
・マリアの「それからどした?」は、大時代的なアニメの演出を思い出させる。
・ED……「マリオネット」
・ボウイの代表曲とは別物。絵柄は文句なくかわいいし、曲自体も悪くはないのだが、OPもEDもロック調なので印象が似通ってしまうのが残念。筋肉少女帯とすかんち……。うむ。ポーズをつけた奈美ちゃんがかわいい。あと可符香とマリアが出てくるところがかわいい。
以上。