香りがすると
思わず顔を上げて、
どこにあるのか探してしまう
キンモクセイ
キンモクセイのような香りという
コトバにひかれて買ったのが
巷で人気と美容院で教えてもらった
トラックオイル
これから先、
このオイルをつけるたびに
思い出す人ができました
こんにちは！
小さな一歩を見つけるサポーター
方眼ノートトレーナーの
松本あゆみです
最初に、、、
今日は、完全に私の話になります
先日、
大阪に住む母方の祖母が亡くなりました
コロナで
なかなか会えない状況が続くなか
約一か月前、
余命宣告を受けました
施設で暮らしていたので
ずっと面会禁止でしたが
事情が事情なので
一日一組、１５分の面会が許可され
祖母にとって子どもである
母や叔父夫婦はもちろん
孫家族（孫だけで７人います）も
順番に駆けつけ
『もしかしたら最後になるかも。
いや、でもまだ会えるかも。』
そんな想いで面会の１５分のために
遠くは千葉から、
名古屋、岡山と
『おばあちゃん、ありがとう。』を伝えに行きました
しばらく落ち着いていたように
見えましたが
急に具合が悪くなり
現状維持ではなく
少しずつ下がっていく中で
いい日もあれば、よくない日もある
不安定な状況となって
一日１５分の面会が
２４時間付き添い可能となって
家族みんなが
覚悟を決めた先週半ば
週末に会いに行こう！と思っていても
それがかなうかどうかは
誰にもわからない
先の見えない日々だったので
友人との予定を延期してもらって
ひとりで新幹線に飛び乗って
会いに行ったり
母からの連絡に
ドキドキする日々でした
そして、週末、
祖母にとってひ孫である
子どもたちを連れて
再び祖母のもとに向かいました
おばあちゃん、来たよー！
そう声をかけると
ゆっくりと目を開けて
こくんとうなずき
質問したら
首をふったり、
うなずいてくれる
そんなやりとりの
穏やかな時間を過ごした翌日
母から祖母が亡くなったという連絡がきました
覚悟はしていたけど
もちろん、悲しさは変わらない。
でも
祖母にとって
娘である母と
その娘である私、
その子供たちが
ギリギリの状態だったかもしれない中で
会えたことは
本当に良かったし
幸せな時間となりました
娘の娘である私には
きっと
言いやすいこともあったと思うので
小さい頃は
時々厳しいことを言われることもありました
（裁縫を教えてもらっていた時は
私の雑さに祖母はプンプンしてましたｗ）
歩いていける距離に住んでいるわけではなく
会えるのは月に１，２回？
そんな距離感でありながらも
その根っこにある
愛情は子供ながらに
しっかりと感じていて
わたしは大切にされている。
それが
祖母への愛情というか
祖母への想いを強くしてくれたんだと思います
そんな祖母が好きだったのがキンモクセイ
調子が悪くなってからも
『お庭のキンモクセイ、もうすぐですよ～！』
という、いとこ夫婦の言葉に反応して
かすれた声で
『キンモクセイ』と言ったり
うなずいてみんなを驚かせてくれました
秋のこの時期
どこかでキンモクセイの香りがしたり
キンモクセイのような香りがする
このオイルを使うと
祖母のことを思い出せます
こんな形になりましたが
親戚がそろった式は
あたたかい空間。
さびしい、悲しいけれど
この繋がりを作ってくれた祖母には
『ありがとう。』の感謝でいっぱいでした
祖母とのことで思い出すのは
子どもの頃の記憶が大半
そして、
高校生、大学生、
結婚して子供が生まれてからも
祖母の自宅に顔を出しに行くと
『ようきてくれたな。ありがとう。』
と、いつも、いつも言われていたこと
小さいころから言われていた
その言葉通りのことが
最後にできたこと
本当に感謝しています
さぁ、時間がとまっていた数日間に
たまったあれこれ、
そろそろ片付けていきますね＾＾
しんみりなお話になってしまいましたが
お読みいただきありがとうございました。
松本あゆみ
