不眠症対策
ー睡眠薬を飲み続けるなら、この根本対策を=
不眠は、興奮状態を想像して戴けるとわかると思いますが、脳に熱がこもっている状態が原因です。
中国医学では、心機能が低下して頭に熱がこもっている状態だと考えます。心機能とは、血脈や心や脳や精神を司る機能を言います。
また、頭に熱がこもる原因の第一は、腎機能が低下し、心機能の熱を冷ます機能が低下していると考えます。年輩の人や疲労しているのに寝れない方は、ほぼ、このタイプです。
このような方には、漢方薬の天王補心丹をオススメいたします。
次にイライラやストレスや貧血で肝機能の熱が上がり頭に熱がたまっている場合もあります。
イライラやストレスが原因の人には、漢方薬の参爽仁湯を、貧血傾向の人には、帰脾湯をそれぞれオススメ致します。
ツボ治療としては、百会(頭のてっぺん)を軽く押します。また、足裏にある失眠(足裏のかかとの真ん中)を先の細いもので押したり、安眠(首の後ろ当たりにある)を押すと効果があります。
12時以降は、生理的に寝ににくく、また、テレビ視聴等で興奮も不眠のもとです。寝る1時間前からテレビを見ないなど頭をクールダウンする等生活リズムの変更も大事ですので、意識してみて戴きたいです。





