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貴女の旦那さんの早漏を解剖す

  今日は、なかなか他人には相談しにくい性の悩みの中でも早漏を解剖してみますので、よろしければ参考にしてね。

 生殖機能を司するのは腎機能ですので、まず腎機能低下が考えられますが、食事などの不節による病的な水分など病理産物も影響して他の臓器系の低下でも起こりえます。

 

 では、原因別に説明させて戴きますね。

 

 

①肝経湿熱による早泄
 
・メカニズム
 脂濃いものや甘いもの、味の濃いものの過食やアルコールの常飲、外界の湿邪の侵襲などによって生じた湿熱が肝経に侵入し、陰部の気の働きを阻滞させて封蔵不固となるために早泄となる。

・特徴的な症状
 早泄、陰部の湿潤や熱感をともなう、精液が黄色く粘稠、黄色い舌苔。

・随伴症状
  陰部の湿潤や湿疹・掻痒感・熱感・脹痛や悪臭、小便短赤など。

・治療方針:清利肝経湿熱。

・代表的な漢方薬:竜胆瀉肝湯

 

 

②腎気虚による早泄

 

・メカニズム

 先天不足、sex過度、長患い、産後の消耗、高齢などにより腎精が不足すると、精を蔵し封蔵の本である腎の機能を低下させるめに早泄となる。

・特徴的な症状
 早泄。房事や手淫により症状が悪化する。

・随伴症状
 腰膝酸軟、健忘、早老、性欲減退、耳鳴り、難聴、脱毛、歯の動揺、長時間の起立ができないなど。

・治療方針:補益腎気

・代表的な漢方薬:レオピンロイヤル、
 

         

③腎陽虚による早泄

 

・メカニズム
 腎気虚からの発展、長患い、先天不足、sex過多、外邪による陽気の損傷などによって腎陽が虚損し、腎の封蔵機能が低下するために早泄となる。

・特徴的な症状
 早泄。寒がる、陰部や四肢、腰腹部の冷えをともなう。精液が冷たく希薄。房事や手淫により症状が悪化する。

・随伴症状
 未消化便を下痢する、小便清長、精神不振、腰膝酸軟、面色蒼白、滑精など。

・治療方針:温腎壮陽。

・代表的な漢方薬:八味地黄丸

 

 

④.腎陰虚による早泄

 

・メカニズム
 精血不足、津液虚損、熱病による傷陰、長患い、sex過多、飲酒過度などによって腎陰(体液)が不足して内熱が生じ、内熱によって腎の封蔵機能が低下するために早泄となる。

・特徴的な症状
 早泄。陰部の熱感をともなう。房事や手淫により症状が悪化する。精液が黄色く粘稠。

・随伴症状
 頬部紅潮、潮熱、盗汗、五心煩熱、口乾、頭のふらつき、消痩、耳鳴り、腰膝酸軟など。

・治療方針:滋陰清熱

・代表的な漢方薬: 知柏地黄丸

 

 

⑤心脾両虚による早泄

 

・メカニズム
 労倦、飲食不節などによって脾(消化器系)を損傷すると心の機能も低下しやすくなる、また思慮過度や心配事が続くなどによって心血を消耗すると脾の機能も低下しやすくなる。このために心脾両虚となると後天の精を化生することができず、その影響で腎の封蔵が不固となるために早泄となる。

・特徴的な症状:
 早泄。精神疲労、疲労倦怠感を伴う。房事や手淫により症状が悪化する。

・随伴症状
 心悸、不眠、多夢、精神不安、食欲不振、大便溏薄、無力感、面色不華など。

・治療方針:補益心脾。

・代表的な漢方薬:帰脾湯