なぜ、日本人は水母を食べ続けてきたのか? そのヒミツに迫る?!
- 水母(くらげ)の効能 -
⑴水母頭
①平温で肝経や腎経に働く。
②清熱化痰
→痰熱咳、瘰癧、痰核(皮下結節)、瘡痬(皮膚化膿症)等に良い。
③消積化滞
→胸腹痞満、食欲不振等に良い。
④潤腸通便
→陰虚腸燥便秘に良い。
⑵水母皮
①音性で肝経に働く。
②化痰消積
→痞塊(腹のしこり)、瘰癧、痰核、消化不良等に良い。
③袪風除湿
→頭痛、喘息、咳、帯下、関節筋肉の腫れ、疼痛等に良い。
⑶活用例
①肺熱の黄痰、陰虚の粘痰
水母+黒慈㚲
②高血圧
水母+海藻+海帯
③喉の痛み、声嗄れ、リンパ節腫
水1Lに水母130gと黒慈㚲75gを加え1/4程度になるまで煎じる。
⑷使用上の注意事項
①胃腸虚弱の者肺生では食しないこと。
②降圧作用があるので高血圧対策に用いる。
⑸料理法
酢の物、スープ、塩蔵水母
