今日のテーマは、眩暈です。
眩とは、目の前が真っ暗になること、暈とは、目の前がぐるぐるまわること。両方の症状が一緒に出る場合が多いので一般に眩暈と言います。
眩暈は、痰湿(体内の余分な水分)がたまらなければ起きない、体内に必要な、血液や腎精や陰液等が不足しなければ起きないと考えます。
①ストレス過多型
顔面紅潮、目か赤い、舌が赤い、不眠症等の症状がみられます。セロリ、トマト、菊花、決明子等を意識して摂取してみましょう。
②気血不足型
息切れ、顔や唇や爪の色が白っぽい、動悸、体がだるく疲れやすい等の症状がみられます。
玄米、山芋、ナツメ、ニンジン、じゃがいも、キノコ類、大豆等の補気食材と、木耳、ほうれん草、ニンジン、松の実、ナマコ、すっぽん等の補血食材を合わせ摂取してみましょう。
③陰液不足型
手足の火照り、イライラ、寝汗、足腰が弱い、口が渇きやすい等の症状がみられます。
黒胡麻、枸杞の実、牡蠣、すっぽん等を摂取してみましょう。
④腎精不足
頭がふらつく、記憶力低下、腰や膝がだるく力がない、無月経等の症状がみられます。
エビ、枸杞の実、山薬等を摂取してみましょう。
⑤痰湿過多型
体や手足が重だるい、吐き気、回転性の眩暈、頭重感、舌苔が厚い、みぞおちあたりがスッキリしない等の症状がみられます。
はと麦、あずき、大根、海藻類、クラゲ、陳皮等を摂取してみましょう。