今日のテーマは、蕁麻疹です。
蕁麻疹は、大別すると2つのタイプがあります。
①風邪外襲とは、寒気がし皮膚が白く盛り上がるのが特徴で、風邪が侵襲し肌表を塞ぎ血に蓄積して発症するタイプです。
②胃腸積熱とは一般的に良く見られるタイプで、肌が赤くなるタイプで、脂物や高カロリー食材や魚貝類の食べ過ぎにより胃腸に熱が蓄積し肌表に鬱血し発症するタイプです。
両タイプとも、根本的な原因は、①消化器系と②呼吸器系と③腎機能の低下ですので、体質改善を行う必要があります。
体質改善の漢方薬として、①香砂六君子湯、②③八仙丸を、ファスト選択します。更に、ストレスに弱い人には、逍遥散を、対処療法として、①風邪外襲タイプには葛根湯を、②胃腸積熱タイプには黄連解毒湯(ドクダミ茶とサンクロン軟膏でも可)、たんぱく質起因の蕁麻疹にはインチンゴウトウをファスト選択します。
かゆみ対策としては、大根の輪切り口や塩揉みしたニラなどを使用します。
コンニャク湿布で、肝臓と腎臓を温め脾臓を冷やす対策も合わせ行うと効果的です。
日常生活対策としては、早寝と脂系や甘味や高カロリー食材や魚介類を控え、丸ごと食べる事を基本とした、玄米菜食プラスキノコと海藻類を意識して食べましょう。