今日のテーマは、期待いやいや、気滞です。
全身は、気の働きにより正常に働いていると考えます。目には、見えませんが、気が張っている時は、病気になりませんが、気が抜けていると、不調をになりますね。血液や津液だけでなく気の量も適性で、滞りなく働く必要があるのです。
気の不足を気虚といい、エネルギー不足の状態で、疲れやすく抵抗力が弱く、病気にかかりやすく、外出すると翌日寝込む等体を動かすと調子が悪くなる場合もそうです。このような人には、補中益気湯、香砂六君子湯、生脈散、玉ヘイ風散など、補気薬を中心とした漢方薬を使用します。
では、気虚に自己診断チェックをしてみましょう。
疲れやすい。
体を動かすと疲れる。
筋肉の力が弱く力がでず、内臓が下垂している。
病気にかかりわすい。
病気が治りにくい。
食欲がない。
気力がない。
体が冷えやすい。
微熱がでる。
息切れしやすい。
高血圧(上記の状態に加え血圧がある場合)
次に気が過剰状態を気滞または気鬱といいます。精神的に緊張すると胃も緊張しています。月経前症候群は、この状態で気鬱と言われます。また、精神的なストレスが溜まると、自律神経失調の症状やヒストリーや気分やの落ち込みや不眠などの症状があらわれ、気滞と言われます。気鬱や気滞の場合の漢方薬としては、逍遥散や抑肝散や加味逍遥散で、胃のあたりの滞りには、開気丸を用います。
では、気滞や気鬱の自己診断チェックをしてみましょう。
ソワソワして焦りやすい。
いらつき怒りわすい。
悲しくなり泣きやすい。
喉にひっかかりを感じる。
胸がつかえ、ため息をよくする。
お腹にガスがたまる。
下痢と便秘を繰り返す。
便が細く残便感がある。
月経前に情緒不安になり、乳房が張る。
月経前に食欲が異常に進む。
日常習慣対策として次の事をしてみましょう。
早寝。
午前中の散歩。
自身の気持ちが明るくなる良い言葉を使用する。
一物全体食として意識すると良い食材は、気虚対策としては、山芋、キノコ類、胡桃、ナツメ、カボチャや芋類や栗等黄色物、ハトムギ茶、ほうじ茶等を
気滞対策としては、セロリやセリ等香りがある野菜、柑橘類、ネギ類、梅干、黒酢、酢の物、烏賊、アサリ、シジミ、ジャスミン茶、ミント茶、菊花茶、バラ茶等を