今日のテーマは、貧血です。
一般的に貧血とは、鉄欠乏性貧血を言いますが、
ここでは、血液の質が悪いあるいは血液の量が
少ないことを言います。
貧血が原因の主な症状は、顔色が青白い、舌や唇や
瞼の裏の赤みが薄いに多く、粉をふいた感じの乾燥肌と
かゆみ、爪がもろい、手の平や足の踵の皮が薄く
亀裂がある、めまい、立ちくらみ、息切れ、動悸、
物忘れがひどい、生理が止まる、集中力低下、
疲労しやすい、ガサガサ肌やバサバサ髪等です。
貧血の主な原因は、生理時の出血が多い、
偏食やダイエット、胃腸機能低下、子宮筋腫や
潰瘍による出血等です。
以下に、貧血対策について説明させて戴きます。
貧血度の強い人は、婦宝当帰嘐を他の人には、
帰脾湯や十全大補湯で、消化吸収力を高め造血
します。更に造血力を高める為に、こ菊地黄丸等
補腎薬(補陰薬)を用いますが、冷えが強い人には、
参茸補血丸や海馬補腎丸等補腎薬(補陽薬)を
もちいます。尚、臓器疾患が原因の貧血は、
その臓器の機能向上策を行うと改善します。
ツボ治療としては、大敦(両足親指の爪の付け
根の人差し指側の角)を爪楊枝の手で持つ方側など
で痛いくらい押すかお灸で頭の血流を良くし
立ちくらみやめまいを抑えます。更に、胃腸や副腎や
骨椎の働きを良くする為に、両足裏全体を特に
四当分してみた場合の中央部2/4と土踏まず当たりの
内側側面を強めにおします。
生活習慣としては、早寝を基本として、
長期熟成の調味料を用い、キノコ類や海藻類や
緑色野菜を常食するようにしてみましょう。