今日のテーマは、むくみです。
寝起きに顔がむくむのは、生理現象ですが、
体を押すとすぐに元にもどらなく、顔色に
変化が生じてきます。また、むくみは、体内の
水分代謝機能が低下している証です。
最近は、水分摂取過多傾向が強い人が多いので、
むくみやすい傾向にあるとも言えます。
むくみの原因と対応法を以下にご紹介
させて戴きます。
腎臓機能低下
足腰がだるく、口の渇き、尿の出が悪い、
疲れやすい等の症状があるのが特徴で、
五苓散や猪苓湯等で、尿の出を良くし、
冷え系の人には、牛車腎気丸等八味地黄丸系を、
火照り系には、こ菊地黄丸等六味地黄丸系を
合わせて服用します。
心臓機能低下あるいは血行不良
動悸、胸に刺す感じの痛み、左肩が強くこる、
寝付きが悪い、足が特にむくむ等が特徴で、
炙甘草湯や牛黄精心丸等を、血行改善として、
冠元顆粒や桂枝茯苓丸等を用います。
胃腸機能低下
食欲低下、胸焼け、舌が大きく歯型がついて
いる等が特徴で、平胃散や香砂六君子や
補中益気湯や防已黄耆湯等を、早朝下痢
傾向の人には、真武湯等を用います。
呼吸器系機能低下
顔色が白っぽいのが特徴で、玉屏風散等を
用います。
ツボ治療としては、水分代謝を促進する、
水分という、おへそから指幅2本上にあるツボを、
できれば毎日30程度温めます。
温める方法としては、茹でたコンニャクを
タオルでくるみベルト等で固定する等で。