低温期と高温期の意味を知ろう | シンデレラダイエットのよっちゃん オフィシャルブログ


 毎週土曜の特別テーマ(可愛い赤ちゃんを彼方に)第7回目です。


 具体的には、低温期と高温期を知ろうです。

 月経開始日から次の月経開始日前日迄を1周期と
すると周期前半に比べ後半は0.3~0.5℃程
高い基礎体温になるのが正常です。


 周期前半の低温期は、卵巣内で卵胞が発育し、
子宮では内膜がはがれ落ち再生する時期にあたります。


 後半の高温期は、卵巣内で排卵後の卵胞が
黄体になり、子宮では、内分泌液が蓄えられる
時期にあたります。また、基礎体温が高く
なるのは、黄体から分泌される黄体ホルモンに
より子宮内膜にある分泌腺の働きが活発になり、
これを助ける血液の供給が促進され体内の
エネルギー代謝が活発になるからです。


 妊娠、出産を待ち望む女性にとってハッキリ
かつ急激に高温期が現れることが必要です。
受精卵を確実に着床させ、胎盤形成迄の養育を
維持し流産を防ぐためです。低温期から
0.3℃程度差がある高温期へは、1~2日で
急激に移行し10日以上安定的に維持されるのが
理想で、脳の視床下部→脳下垂体→卵巣と
ホルモン分泌がなされ、卵胞成熟→排卵→
黄体形成という過程が順調に進んでいることを
示しています。


 正常な月経周期の仕組みを以下に説明します。

 視床下部で、GnRHというホルモン分泌指令がで、
FSHという卵胞刺激ホルモンが分泌されます。

 次に脳下垂体で、LHという黄体化ホルモンを
分泌し卵巣に作用し卵胞の発育、排卵、
ホルモン分泌を即します。

 次に、卵巣で、エストロゲンという
卵胞ホルモンとプロゲステロンという
黄体ホルモンが分泌され、子宮内膜が厚くなり、
ホルモン分泌が低下するとはがれ、月経として
流出します。また、卵巣のホルモン分泌は、
中枢へフィードバックします。

 先週ご説明させて戴きました漢方薬等や
睡眠等生活習慣を変えるなどして正常な
基礎体温を目指して戴きたいです。