愛されマインドコーチの下辻 恵です♪
今日は「自分を好きになれない」シリーズの第3弾。
自分を認めるについてお話ししたいと思います。
前回までは、自分とはどんな人間なんだろうか?
と、向き合って知ることが大切だとお話をしました。
今回は「そんな自分を認める」です。
この「認める」は、なかなか難しくて受け入れるのに時間がかかるかもしれません。
まず「認める」の意味ですが
1 目にとめる。存在を知覚する。気づく。
2 見て、また考えて確かにそうだと判断する。
3 正しいとして、また、かまわないとして受け入れる。
とあるのですが、簡単に言えば存在そのものを受け入れることです。
目の前にあるものを批判せず、ありのままの姿を認識することです。
そこに好きとか嫌いとかの感情は入りません。
それを自分自身にも当てはめてみるのです。
自分という人間を、批判せず客観的にありのままの姿を受け入れるのです。
どうでしょう?難しいと感じますか?
物体をそのまま認めることは簡単でも
「人」となると急に難しく感じてしまうかもしれません。
そこにはどうしても「批判」というか「好き嫌い」の感情が入ってしまうからです。
あの人は好きだから認める。とか
嫌いだから認めたくない。とか。
でも本来の「認める」とは
あの人のここがとても素敵よね。とか
あの人のここはどうかと思う。などの感情を全てひっくるめて
「あの人」という存在・事実を受け入れることなのです。
好きとか嫌いとかの感情を抜きにして、ニュートラルに見るのです。
自分自身もニュートラルに客観的に見てください。
「自分」という存在そのものを、ありのまま受け入れるのです。
私のここが良くない所だ。とか、そんなことどうでもいいのです!
その良くない部分を持っているのも「自分」なんだ。と受け入れるだけなのです。
まずは一旦、その事実を受け入れましょう。
私はこれを「自分に白旗を上げる」と呼んでいます。

「認める」とはリアルな自分を知ることです。
120%の力を振り絞って頑張っている「私」
愛されたいと願っているけど叶わないでいる「私」
恋愛や人間関係が上手くいかなくて悩んでいる「私」
幸せになりたいと思っている「私」
そのどれもが叶わないでいる所で「責める」ことには値しません。
「今」は叶っていないだけなのです。
ただその事実を受け入れて
「あぁ、私はこんなことを願っているんだな」と
「でもまだ叶わないから悲しんでいるんだ」と自分の感情をそのまま受け入れるのです。
自分の好きじゃない所があるのなら
「私にはこんな所があるんだな」と思うだけいいのです。
そこが好きじゃないからといって「責める」必要はどこにもありません。
自分を「責める」ことは、自分に鞭を打つことと同じことです。
「何で出来ないんだ!もっと頑張れ!もっと努力しろ!」と、ビシバシ鞭を打って
倒れることも許さない、休むことも許さないでいる状態です。
こんな状態では「幸せ」なんて感じられないですよ。
もうやめて!お願い!と思うはずです。
だから「白旗」を揚げてその攻撃を止めるのです。
それには今の自分の状態を知って認めることが大切なのです。
認めてしまえば鞭も止まるはずです。
自分が好きでない人は「理想」が高いので
そんなリアルな自分を見るのはとても辛いかもしれません。
でも鞭を打たれる方が幸せですか?
それとも鞭を打たなくても幸せになれる方法があるなら
それを試してみたいとは思いませんか?
自分を本当に好きになりたいと思うなら
今とは違う方法を試してみるという選択肢を持つことも大切です。
次回は「なぜ完璧主義になるのか」をお話ししたいと思います。