孟宗(もうそう)は、幼い時に父を亡くし年老いた母を養っていた。病気になった母は、あれやこれやと食べ物を欲しがった。ある冬に筍が食べたいと言った。孟宗は竹林に行ったが、冬に筍があるはずもない。孟宗は涙ながらに天に祈りながら雪を掘っていた。すると、あっと言う間に雪が融け、土の中から筍が沢山出て来た。孟宗は大変喜び、筍を採って帰り、熱い汁物を作って母に与えると、たちまち病も癒えて天寿を全うした。これも深い孝行の思いが天に通じたのであろう。(Wikipedia)
という話なのですが、表現しやすかったからか孟宗の彫刻はけっこう多いです。
山形県鶴岡市の出羽三山神社三神合祭殿
雪がしっかり表現されている点と、孟宗の嬉しそうな表情がいいですね😊
千葉県八千代市の熊野神社
彩色はされていないものの雪がしっかり表現されています⛄
孟宗が「ごっつぁんです」と言っているように思えて仕方ありません(笑)
茨城県稲敷市の大杉神社
こちらも雪が表現されています⛄
ずいぶんと立派な筍が生えたんですね~!
埼玉県秩父郡長瀞町の宝登山神社
群馬県桐生市の医光寺
群馬県高崎市箕郷町の若御子神社
千葉県八千代市の飯綱神社
埼玉県蓮田市の高虫氷川神社
孟宗の嬉しそうな表情がいいですね😊
群馬県伊勢崎市の稲荷神社
奥に見えるのは家で待っているお母さんでしょうか?
千葉県匝瑳市の飯高神社
埼玉県深谷市の伊奈利大神社
千葉県八千代市の大宮神社
埼玉県浦和市の調神社
蟇股の小さな彫刻です。
栃木県小山市の大川島神社
拝殿内の欄間にありました。
栃木県栃木市の時平神社
劣化がちょっと残念ですね。
埼玉県入間郡越生町の大宮神社
筍を収穫してニコニコ顔で母の待つ家へ向かう孟宗ですね😊
二十四孝が実在したと考えた場合、明らかに有り得ない話がいくつかあります。
おそらくええ話として残すために脚色されたのだと思いますが、、、
冬に筍が生えるはずはないので孟宗の話もきっとそうなのだと思います。
だとすると本当の話は、、、?
雪の積もった竹林でいくら泣いてもいくら掘っても筍は見つからなかった
なのだと思いますが、それだとただの悲しい話になってしまいますね
でも母のために雪の積もる竹林にあるはずのない筍を探しに行った孟宗は
やはり立派な人物であったと思います
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