日本棋院宮崎支部が無人碁会所を運用しているようです。

関西から宮崎はかなり距離がありますが、1度訪問してみたいです。


碁会所ではありませんが、似たような仕組みを取り入れているところはいくつかあるようですね。

私の支部は単発で公民館などを借りる程度の集客力しかないので直接の参考にはなりませんが、今後の参考にしたいと思います。

日本棋院の新規採用の件、私は英断だと評価しましたが、世間では批判が圧倒的に多いですね。


日本棋院は財団法人ですから、存続するか、正味財産が一定金額を下回って強制解散になるか、どちらかになります。

門外漢の私が予測するのは失礼だとは思いますが、多分、今のプロ棋士の半分が引退する程度ではどうにもならなくて、8割~9割のプロ棋士が引退しないと存続できないのではないか、と感じています。

残り時間は多分数年間です。その間に現役棋士を説得する必要があります。その説得材料として「新規採用は搾った、次は現役プロ棋士の番だ」という材料ができたから、私は英断だと評価したのです。

囲碁も将棋も、囲碁界・将棋界の人気の大きさによって日本棋院・関西棋院・日本将棋連盟が存続できる規模上限が決まります。身の丈に合わない規模の人員を抱えると、資産を食いつぶすまでの残り期間がそれだけ短くなります。

早く改革すれば、それだけ多くの現役プロ棋士を残すことができるように思います。今すぐ改革すれば1~2割のプロ棋士が残れると思います。

仮に残り時間が2週間だったら、3強 (一力,井山,芝野) + 若手棋士10人 + 職員2人、みたいな極端な形しか思い浮かびません。これで世界戦に勝てるようになるかどうかは分かりませんが、sponsors から見て費用対効果はかなり高いと思うので、ここまで縮小すれば少なくとも20年間くらいは安泰な気がします。

…でも、それは私としては寂しいです。門外漢の私が言うのも何ですが、できれば30人くらいはプロ棋士と名乗れる方が残ってほしいです。30人くらいいると、将棋の Abema のように色々なところに焦点を当てながら魅せることができます。

(誤解なきよう、追記します。私は、今の将棋界もいずれは今のプロ棋士の人数を支えられない時がくるだろう、と予想しています。)


今の日本棋院については、時限爆弾を目の前にしてあーだこーだと議論しているような、そんな印象を持っています。意思決定の速さがとても重要だと思うのですが、そういう観点をお持ちの方は多くないのですかね…。(下の画像は「いらすとや」より。)

こんな呟きがありまして。

田舎って「時間を持て余してる老人」「誰かと交流したくて仕方ない老人」が大量にいるからカフェって「需要」はあるんだけど

将棋の場は、こういう需要を吸収する側面もそれなりにあると思います。

ただ、こういう需要ばかり重視すると、例会参加者は毎回ほぼ固定、例会参加者の9割以上が高齢者、のような形になってしまうと思います。

もちろん、そういう支部があっても全く問題ないのですが、「私がやりたい方向とは違うなあ」とは思います。


因みに、そういう支部だと、参加者がほぼ固定化していて新規で来る子どももまずいないですから、例会も当日申込制で運営できると思います。

逆に、新規で人が来るような例会だと、人数が読みにくいので、かなり必然的に事前申込制になるかと思います。

今の支部は、完全に事前申込制を採用してくれているので、本当に助かっています。

ツッコミ所満載のこんな記事を見つけました。

現場をよく知らない人が推測で書いたこたつ記事ですね。

内容があまりにもひどいので、AI に書かせた文章かも知れません。

最初、「この blog で取り上げて一通りツッコミを入れようか」なんて思っていましたが、ツッコミ所があまりにも多すぎてその気力を失ってしまいました。

数日前、Chat-GPT (というか OpenAI) で GPT-5 が発表されました。

いずれ支部・大会運営用 system を作りたいと考えていますので、GPT-5 をちょっと触ってみようとしたのですが…API 経由だと、 max_tokens という指定項目が max_completion_tokens に変更されていました。

これに気付かないで GPT-4.1 時代の指定項目のままやっていてうまくいかず、ちょっと時間を浪費してしまいました。

AI を利用した開発としては、最初に SOW (Statement of Work) を設計させ、その順序で少しずつ進めていくのが良さそう、という話を最近聞いたところなので、時間があるときに試していたいと考えています。

広陵高校の件、いろいろ考えさせられました。


第1に被害生徒が可哀そうで、そこまでは (加害生徒を除く) ほぼ全ての国民が同じ感情だと思います。

で、まあ、加害生徒は刑事犯であると言っていいと思いますが(*)、「ある組織 (広陵高校野球部) に刑事犯が存在している」ことと「その組織 (広陵高校野球部) が大会参加を辞退すること」ってのは、私の頭の中ではどうしても結びつかないです。

(*) ちゃんと言うと、加害生徒にも弁明の機会が与えられるべきですし、弁明先は野球部や学校ではなく公平な第三者であることが望ましいです。

悪いのは加害生徒なので、被害生徒に対する民事賠償 (素人予想ですが、8桁はいかないと思います)、刑事罰 (…仮に未成年でなくても執行猶予か不起訴になる気がします)、野球という場を犯罪に利用したことに対しての教育上の罰 (卒業までの部活動参加停止など) といったあたりの処分がされれば、野球部が大会参加を辞退する必要はなかったんじゃないかな、と感じています。


1か月の対外試合参加禁止みたいな恐ろしく軽い処分ではなくて、「全ての加害生徒は加害の程度に応じて〇年〇カ月~〇年〇カ月の部活動禁止処分・停学処分としました、今回の大会参加者には1人も含まれておりません」「被害生徒との和解に至るよう指導を続けておりますので、氏名の公表は控えさえていただきます」というくらいの対応を高校がしていたら、ここまでおおごとにならなかったと思います。


私は、連帯責任という言葉があまり好きではなくて、加害生徒以外の野球部員まで大会参加の機会が奪われたことは残念に感じます。(もちろん、加害生徒が大会に参加すること自体は受け入れがたいです。)


将棋界で、例えば中学や高校の団体戦で同様のことが発生したら、どのように対処するといいのでしょうね。

将棋部内でいじめがあって、大会直前に告発があった場合、学校の将棋部自体を出場停止にするのがよいでしょうか。

私にはどうもしっくりきません。犯罪を犯したのが個人だったら、処分対象も個人であるべき、というのが私の考えです。

囲碁を始めて1年の「かもメモめ」という方、囲碁を挫折しそうになった経験をいくつか書いて下さっています。多分、将棋界でも参考になると思うので、以下、引用します。

1つ目

「囲碁であそぼ」の崖がひどい

囲碁であそぼ、っていう日本棋院が出しているアプリがあり、最初は「吉原先生」って誰だ〜とか思いながらやってたけど(今はご著書を多数持ってます)、これがとってもいい。とんとん拍子にクリアして、ウッテガエシ(一番のお気に入り)やら、目を作るやら基本は身につけたのだが・・・。

道場で勝てない・・・_| ̄|○

35級の6路盤でお爺さん(百地丹波)にコテンパン(8回中7回負ける)にされて、正直上がれそうにない・・・もう6路は疲れたよパトラッシュ。早く9路にしてくれ・・・そしていつかテレビの囲碁を見て理解できるようにさせてくれ・・・。

崖を感じないように段差を小さくすることは、すでに囲碁界に入っている方々の使命だと思います。まあ、でも、言うは易く行うは難し、ですよね。

碁会所とか行く勇気ないし、一緒に碁をする人がないという人の未来

おじいちゃんもいないので、一緒に碁を打つ人はいません。
よく「上達するにはとにかく打つこと」と書いてありますが、まず無理だし。ネット対戦も六路しか分からないしできない(そもそも今ですらAI相手に心が折れているのに、実際の人間と対戦とか恐ろしい)。
どなたかのブログに「棋力が20級で碁会所に行ったら嫌な顔をされた」と書いてあったので、そんな思いしたくないし、ますます行かない。そもそも社交的なキャラでもないので、いきなり知らない人ばかりのところに入って行くのはハードルが高い。

これも将棋界で同様のことがありそうです。

将棋界はもっとひどくて、「将棋の一番下は10級」などと無茶苦茶なことを言う人もいます (正しくは、かつて日本将棋連盟が認定していた一番下の級が10級)。この発言で私は嫌な思いをしたことがあります。こういう人がいると、それだけで将棋に興味を持ち始めた人の何%かを追いやってしまうでしょう。

田舎だからか、自分の家の周りには初心者向け囲碁講座すら無いわけですよ(子供向けならあるけど、対象は子供のみ)。
子供の学校にも、将棋部はあっても囲碁部はない。
初心者が気軽に入門できる場所がないと、やっぱり残念ながら衰退するんだと思う。趙治勲先生も書かれていたけれど、やっぱり囲碁っておじいちゃんから孫へと教わって伝わるものだと思う。しかし、残念ながらその機会を失してしまった大人はなかなか続きにくい。

囲碁の本も、結構崖があって、「超入門(ルールの説明)」の次は「初段を目指す」になっていることが多い。そして初段以降やら19路向けの本ばかり。

私の県でも、大人の初心者向けの講座 (大人の初心者を主たる対象としていることを明示している講座) はないと思います。だから、興味を持ち始めた大人がいても、行く場がないのです。

書籍については、将棋は少しマシですかね。昔に比べると充実してきている気がします。

2つ目

思えばパンダネットに契約してからちょっと辛い。なぜかというと
・1日1問という詰碁とかの問題が難しすぎて絶望 → 今まで気楽にやっていた詰碁(将碁の会の「今日の詰碁」とか)とレベルが違いすぎて気が遠くなる
・ネット碁15級のリアルを見て絶望(3万回以上打っているのに15級とかいう人がゴロゴロいて心折れる)
・上達カルテが初級なのに難しすぎて絶望
・入門者向けと書かれている15級ロボットに勝てなくて絶望
・動画講座とか全然理解できなくて絶望

これも将棋界でもある気がします。

かつて存在した「ハム将棋」も、将棋界では「とても弱い」という評価だったと思いますが、実際には入門者ではとても勝てない強さでした (初心者の後半くらいの段階なら勝てるかも知れません)。「ハム将棋」に勝って将棋の道に入ってきた方もいると思いますが、とても弱いとされる「ハム将棋」にすら勝てずに将棋が嫌になった方も多数いると思います。

因みに、「ハム将棋」よりはるかに弱い「こまお」ですら、入門者はまず勝てません。以前実施したことがあるのですが、入門者が「こまお」に勝てる可能性はよくて2割です。

3つ目

多分囲碁に挫折する人のほとんどが、入門から始まって、ある時期から全然勝てないから辞めるんだと思う。
こうすれば勝てる、というのが実際のところなくて、自分で何度も何度も失敗して自分なりのやり方を身につけないと強くなれない。
つまり囲碁は負けるのがデフォだと知らないから。

これは多分将棋界もその通りで、一番良い解決方法は棋力密度分布が厚い場 (例会や道場など) を作ることなのですが、東京駅・名古屋駅・大阪駅から片道500円以内のような大都市圏中心部を除けば、これが実現できる地域は殆どないんじゃないですかね。

私の県は絶望的です。

どうやら「SENTIENT GAME」という映画が作られているらしいのですが…。

日本棋院は2024年5月30日に「映画『SENTIENT GAME』製作発表」という記事を出していて、「公開は来年春を予定している」と書かれていますが、2025年春には公開されていないようです。また「詳細ついては、日本棋院のWEB記事サイト『棋道web』にてご覧いただけます」と書かれていますが、その「棋道web」は現在存在しません。

出演予定者の記事を見つけましたが、 そこに記載されている https://www.sentientgame.info/ を開いても情報が表示されません。

映画って、制作発表で関心を持ってくれた人を映画公開まで惹きつける必要があると思うので、上記 URL の中身 (webarchive で確認可能) は消してはいけないと思うのですけどね…。

「『歴史ある大会だが苦渋の決断』会員4分の1に減少…囲碁の天領日田天元戦、33回で幕」という記事を読みました。link 先は Yahoo なので、いずれ消えるかも知れません。

以下、引用です。

横尾精二支部長(76)によると、支部会員は29人(7日現在)。ピーク時の約4分の1に減っている。大会取りやめは5月の支部総会で決めた。横尾支部長は「運営側の態勢が不十分なために、参加者に迷惑をかけることが万が一でもあってはならない。歴史ある大会だが、支部として苦渋の決断をした」と話す。

最初にお断りしておきますが、私はこの日田支部の方針に口を出せる立場ではありませんし、批判するつもりも全くありません。私が囲碁界の人間だったら「今まで開催して下さりありがとうございます」と言うと思います。

さて、注目すべきは支部会員数です。29人いても大会運営が難しいのなら、高齢化がかなり進んでいるものと推測されます。(直接の根拠にはなりませんが、支部長さんの年齢からもその可能性が強めかと思われます。)


この記事に関して、Facebook でこういう主張がありました。

……そうした事が起きてるからこそ、〝ファンを増やす事〟よりも〝世話役の確保〟が、今の日本国内ですべき、囲碁普及の最優先の課題。

私は、世話役の確保を優先させることはかなり危険だと感じています。相手の多忙さや私生活抜きに「ここであなたが世話役をやらないとこの大会は潰れてしまいます」という強い圧力をかける形になりやすいためです。

世話役ができる人の人数は、囲碁界の規模と効率性に左右されることであり、そういうこと抜きに世話役の確保に走っても誰かが私生活を犠牲にするだけではないでしょうか。

将棋界も、全国の多くの地で同じ轍を踏んでいるような気がします。


すみません、本日から数日間、囲碁界の話題が続きます。