山あり谷あり、波乱の人生ドンブラコ!
ようやくたどり着いたあこがれの年金生活
夢見た悠々自適の年金生活は、
なぜか幽遊自虐の耐乏生活にに様変わり
そんな自虐生活の中で
気づき 考察したアレコレを
勝手気ままに綴っております!
備蓄米放出がマスコミで報道されるとき、“JA”と“全農”ということばも耳にする機会が多々あります。
ところで“JA”と“全農”って、なんとなく似た名前だけど、どう違うのでしょうか?
この記事では、それぞれの役割やしくみをわかりやすく解説し、ふだんの暮らしとのつながりについても見ていきます。農業や食の話題がもっと身近に感じられるようになりますよ。
JAってなに?地域密着の農業サポーター!
JAは「Japan Agricultural Cooperatives(農業協同組合)」の略で、「ジェイエー」と呼ばれるのはそのニックネーム(愛称)です。
JAグループの組織図(出典=JA公式サイト)
地域の農家を中心とした協同組合で、全国各地に存在しています。
JAのいちばんの特徴は「地域に密着している」という点で、農業資材の販売や農産物の出荷だけでなく、貯金やローン、保険(共済)などの金融サービスも手がけています。
また、農家の子どもたちに向けた自然体験教室や、地元学校への給食用野菜の提供など、地域社会を元気にする活動にも力を入れています。
つまり、JAは農家を支えるだけでなく、私たちの暮らしにも深く関わっている組織なのです。株式会社と違い、組合員のために運営されていて、利益よりも助け合いを大切にしているのが特徴です。
全農ってなに?JAを支える全国のエンジン役!
全農(全国農業協同組合連合会)は、JAグループの中でも「全国規模で農業を支える」大きな組織です。
JAグループの組織図(出典=全農公式サイト)
JAが地域に根ざした活動をしているのに対し、全農はそのバックアップ役として、肥料や飼料を海外からまとめて調達したり、農産物を全国のスーパーに流通させたりしています。
国内だけでなく、海外にも拠点をもち、中国やシンガポールなどでも活動しているなど、グローバルな視点も持っているのが全農の特徴です。
さらに、スーパーマーケット「Aコープ」やガソリンスタンド「JA-SS」などの運営もおこなっており、農村地域のくらしを支えるインフラとしての役割も果たしています。
JAが地域の顔なら、全農は裏で支える縁の下の力持ちといえる存在ですね。
JAと全農の違いは?くらしの中で見えてくる役割分担
JAと全農はどちらも農家を支える大切な組織ですが、働く場所や役割が違います。
JAは地域に根ざして、農家に寄りそいながら生活のサポートまで行います。
一方の全農は、JAがスムーズに活動できるよう、資材の調達や販売ルートの整備など、広い視点で農業全体を支えています。
たとえば、JAが地元で農産物の直売所を開いている一方で、全農はその農産物を全国や海外へ届けるための物流や価格調整をしています。
JAが家計や地域のくらしに直接かかわっているのに対し、全農はそれを裏から支える「経済の中枢」といえます。
ニュースで出てくる「米の価格調整」や「備蓄米の放出」などは、こうした全農の活動とつながっているのです。
まとめ
JAと全農は、ともに農家を支える「協同組合」ですが、その役割には大きなちがいがあります。JAは地域の農家や住民と直接つながり、くらしをささえる存在です。
一方、全農は全国の視点で農業全体のしくみを動かす役割を担っています。
名前は似ていますが、それぞれの役割を知ることで、ふだん目にするニュースや食の話題がもっとわかりやすくなります。
私たちの食卓や地域社会の安心は、こうした組織の連携によって支えられているのですね。







