山あり谷あり、波乱の人生ドンブラコ!
ようやくたどり着いたあこがれの年金生活‥
夢見た悠々自適の年金生活は、
なぜか幽遊自虐の年金生活にさま変わり‥
だがしか~し転んでもただでは起きないのが団塊育ちのいじましさ!
つかんだ節約テクニックを
余すとこなくご披露いたしましょ~ぅ
こちらからどうぞ
なりきり雑学講座
第4回
今回は「政治学」の権威になりきって「共産主義と社会主義」について講釈かまします!
ところで、みなさんは共産主義と社会主義の違いってわかりますか?
「言い方がちがうだけで、同じようなもんだろ?」
と、思っていませんか。
さあ、どうでしょうか。
今回から3回に分けて「共産主義と社会主義の違い」について、詳しく見ていきたいと思います。
今日はその第1回、「共産主義とは?」について、分かりやすくお話しようと思います。
共産主義の基本的な考え方
共産主義とは、「みんなで生産し、みんなで分け合う」ことを目指す考え方です。
お金持ちと貧しい人の格差をなくし、すべての人が平等に暮らせる社会を理想とします。
この考え方のもとになるのが「資本主義」への批判です。
資本主義では、お金を持つ人(資本家)が労働者を雇い、利益を得ます。
すると、お金を持つ人はますます豊かになり、働く人たちは苦しいままです。
こうした格差をなくすために、生産手段(工場や土地など)をみんなで共有し、平等に分け合おうとするのが共産主義です。
共産主義の歴史とマルクスの思想
共産主義の考え方を理論的にまとめたのが、19世紀のドイツの思想家カール・マルクスです。
カール・マルクス
彼は友人のエンゲルスとともに『共産党宣言』を発表し、資本主義の問題点を指摘しました。
マルクスの理論では、歴史は「支配する側」と「支配される側」の対立の繰り返しだと考えます。
彼は、労働者が団結し、革命を起こして資本家を倒すべきだと主張しました。
そして、最終的には国家もなくなり、全員が平等な社会(共産主義社会)が実現すると考えたのです。
レーニンによる共産主義の実現
マルクスの理論を現実の政治に取り入れたのが、ロシアの革命家レーニンです。
ウラジーミル・レーニン
彼は1917年のロシア革命を成功させ、世界で初めて共産主義国家(ソビエト連邦)を作りました。
しかし、マルクスが理想とした「国家のない平等な社会」はすぐには実現しませんでした。
レーニンは、「労働者がすぐに共産主義社会を運営できるわけではない」と考え、一時的に強い政府を作る必要があるとしました。
こうして、共産主義は「強力な政府による統制」という新たな特徴を持つことになったのです。
まとめ
共産主義は、資本主義による格差をなくし、平等な社会を目指す考え方です。
マルクスが理論を作り、レーニンがそれを実現しました。
しかし、理想と現実の間には大きな違いがありました。
次回は、共産主義とよく混同される「社会主義」について詳しく解説します。
こちらからどうぞ