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携帯、財布以外で忘れると不安になるのは?
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出かける時は、忘れてはいけないものがありますね。
設問の中の、財布は忘れれば、現場で身動きが取れないし、といって、人からお金を借りるのは嫌なものです。携帯も、今のように(とはいうものの、現実はスマホを持っている人のほうが多いのではないでしょうか)普及するなんてことは、鉄腕アトムが雑誌「少年」に連載されていた頃には、漫画の描く21世紀のイメージにもなかった事で、人とのつながりの確認のためには、外出時の必需品となっています。社会の方も、赤電話と呼ばれた、その後は色々な色の公衆電話もすっかり見かける事が少なくなっていますので、透析患者としては、自分の身を守るためには是非必要で、透析クリニックに通うようになってから購入しました。
この2点以外で、自分にとっての外出時の必需品は「赤い手帳」です。ろう者は身体障害者手帳の事を「赤手帳」と表現する事が多いようです。※非常に若い人が、どう表現するのかははっきりはしないのですが。かつては、赤かったのかも知れません。僕の持っているのは、東京都が交付するもので、実際は茶色の手帳といっていいのですが。この手帳尾色も、各都道府県により、変化があるようですs
手話サークルでも、同じ茶色い手帳を持っていても、お互いに「赤手帳」で表現しています。勿論、身体障害者手帳と表現する事もありなのですが、会話の中ではちょっと面倒臭い表現のようです。
僕が透析導入した時に、市役所の健康福祉課で手続きをして、いただきました。その時は、入院中だったのですが、近所の親しくしている方が、民生委員をしていた関係で、交付の手続きを手伝ってくれたそうです。等級は、障害基礎年金とは違い、第1種第1級です。透析患者が、導入後に当然のように、申請すれば交付される制度になっていて、患者の中には、実際は、透析患者の団体、全腎協や、東京の場合は東腎協の行政への働きかけの成果であるという事を知らない人が多いですね。そういう人は、患者会に入ってもメリットがないという事が少なくないのですが、たなぼた式に交付されていると思っているようです。
この手帳は、今では、自分のアイデンティティの一部になった感がします。申請時に提出した写真も貼ってありますから、いい身分証明書にもなっています。でも、再交付しない限り、ずっとその写真が貼ってある手帳を使い続けるので、写真だけが年を取らないという事になります。髪の毛がすっかり薄くなったとしても、写真の中では豊かな黒髪という事になりかねないわけです。僕の場合は、再交付していますから、比較的実年齢に近い写真のようです。なお、再交付したのは、その年に赤手帳の書式が変わって、障害名や病名が顔写真のページから、手帳の中のページに書かれるようになったからです。赤手帳を見せる時に、病名等が相手に分からなくなったわけです。内部障害者の中には、免疫不全症候群の人もいますから、プライバシーに配慮したものです。
身分証明の他に、この手帳を提示することで、バス代が半額で済む等の非常に経済的に助かる制度も受ける事ができます。普段は、なるべく歩くようにしていますが、遠出で駅から電車に乗る時などは、駅までバスを利用する事が、最近は多くなりました。もし、手帳を忘れたら、半額で乗れないわけです。また、美術館や博物館も入場無料の所が少なくありませんから、手帳を所持していれば、気軽に文化に触れる事が出来ます。こうしたメリットを受けることには、社会に感謝しつつ、勿論、行政に働きかける患者団体にも感謝しつつ、外出時には、必需品として持ち歩いています。ですから、赤い手帳を忘れることは、不安な感情を引き起こすものなのです。自分って一体何者、そんな素朴な質問にも答えてくれる存在なのですから。