暗黒女子
シンデレラストーリー。それは誰もが歩めるわけではない。そこを闊歩出来るのは主役という立場だけ。そのハズだった。だから彼女たちは嘘を並べ立てて着飾った。太陽のような存在。眩しくて明るくて私の事を照らしてくれる太陽。自分を苦しめるような人間とさえ滑らかに混ざり合い程よい人間関係を形づくる。美しく清らかな真っ白で妖艶なビーナスの存在を。でも現実はそんな純粋ではない。そしてそのビーナスと謳われた彼女もまた純粋ではなかったのだ。非情で冷酷で過激でしたたかで そして逞しい。永遠なんてないと大人たちは思う。そう、これは女子高生という輝けるときを歩んでいる私が生み出した純粋で非情な、残酷な世界。秘密を握られるということは魂を握られるということだ。あなたたちはそれを物語のクライマックスで初めて知る。そして二度とこの物語からは逃れられない。主役が変わっても永遠に脇役で引き立て役であり続けることでしょう。