ドナルドは 今や遠くの 存在に
問われ続ける 食の安全
マグドナルドはあまり利用する方ではないが、
会社の近くの店を通りすがりにのぞいてみると、
かってはレジの前に何列も並んでいたのに、
最近はせいぜい1列に数人ほど。
マクドナルドが直面している厳しさがよくわかる。
昨年、中国での鶏肉偽装問題が発覚し、
そのダメージから回復できないまま新年を迎え、
今度は相次ぐ異物混入問題が衝撃的に報道されている。
当初、それぐらいのことでとネットでは同情の声もあったが、
会社の対応のまずさもあり、今では辛らつな意見が多い。
日本マグドナルドのHPにアクセスすると、
お詫び2行、認識2行、決意2行のカサノバ社長の言葉。
続いて、商品の異物混入対策についてと題して、
4件の異物混入の経過と対応が記載されている。
しかしこれでは普通の会社の普通の対応にすぎない。
何しろ最大手の食の安全にかかわる根本的な問題。
余ほどの思い切った手を打たないと世間は受け入れない。
創業者藤田田氏が昭和46年に銀座に1号店を開店し、
わずか10年で日本一の外食産業に育て上げた。
その卓越した販売戦略は、いまや見る影もなさそうだ。
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