NTTのIP電話通信障害に技術者集団の士気が関係していない? | 留守宅は大丈夫?

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■NTTのひかり電話が、
昨日23日、大規模な通信障害を起こした。
東日本管内と西日本管内をまたがる電話で、
AM6:25に障害がおこり回復まで3時間40分を要したという。
NTT東日本では、5月15日夕方から深夜にかけても、
14都道府県の広域にわたり、
「フレッツサービス」や「ひかり電話」で障害が発生したばかり。

5月15日の障害の際には、復旧まで約7時間を要し、
Bフレッツは約119万、フレッツADSLは約150万、
フレッツISDNは約16万、
ひかり電話は約59万の契約者に影響が出たという。
この時は、ルータ交換による
ルーティングテーブル書き換え時の処理能力オーバー、
という事だったが、
昨日の障害の要因は明確になっていない。

NTT東西、コミュニケーションズでは、
これまで何度も大規模なIP電話障害を起こしている。
電電公社のアナログ電話時代では考えられないほどの頻度で

障害が発生している。
IP電話に対する信頼性が遠のくばかり。

NTTは、もともと技術者集団。
特に今後ギガビットネットワークへの移行、
Ipv4からIpv6への移行、
という大きな課題を抱える時、
技術者集団として大きな力の発揮が求められる。
次世代ネットワークの構築に向けて、
NTT全体の力量が問われている。

下衆のかんぐりと問われるかもしれないが、
現在の和田社長は、
本当にNTT技術者集団の求心力となっているのや否や。
労務畑出身で、人心掌握に長けているとのことだが、
技術者の挑戦する勢いを伸ばしきれているや否や。

一般に、技術者は、優秀な技術者であればあるほど、
偉くなることより、技術を極める方の道を望みがち。
そういう点では、
技術が生命線のメーカーやシステム会社、通信事業者でも
全体を把握することに長ける非技術幹部が、
TOPに立つことが多いのも理解は出来る。

和田社長は、
NTTドコモ社長を決定する際、
ほぼ社長就任が内定していた技術出身の津田副社長を退け、
営業出身の中村副社長に白羽の矢を当てた。
NTTの技術者集団の中に、そうした人事がくすぶっていないか。
相次ぐIP電話障害に、
技術者集団の士気が関わっているような気がしてならない。






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