■どちらが真実なのか知らないが、
報道発表されたばかりの内容が当事者から完全に否定された。
天下のマスコミが根拠なく記事にすることはないだろうが、
火元が何処になるのか知りたい所。
イーモバイルに続き携帯電話事業への新規参入を目指していた
アイピーモバイルが事業開始を断念し
割り当てられた周波数を総務省に返上する、と報道されたのは8日。
日経だけではなく、一般新聞も同じ内容を伝えた。
事業開始に必要な数百億円が集まらなかったとのことだった。
ところが今日10日になって、
アイピーモバイルの杉村社長は、
筆頭株主のマルチメディア総合研究所の株式を
森トラストへ譲渡することで事業参入に引き続き挑戦すると発表した。
どこまで根回しが進んでいるかわからないが、
絶好のビジネスチャンスを支援してくれるだけの
より強気のスポンサーが見つかった、ということのようだ。
アイピーモバイルは、イーアクセス(イーモバイル)と共に、
TDDを使った高速データ通信専用端末での事業参入を、
考えていたことは4年ほど前から知られている。
イーアクセスは途中でTDDを放棄し、
現状でのW-CDMA方式での事業参入に切替えたが、
高速データ通信専用端末という考え方は捨てていなかった。
イーモバイルが新しい戦略で華々しく事業参入を果たした以上、
アイピーモバイルには最早、魅力ある商品を出すことは難しい。
簡単にこれまでの積み重ねを放棄することは出来ない、
という心意気がわからないでもないが、
どう考えても、アイピーモバイルに事業の勝機はない、
と、素人目には映る。
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