■昨日、松下電器システム販社の商材セミナーというものがあり、
新宿京王プラザホテルに出かけた。
期が変わり、新製品の紹介も兼ねて
システム商品のディラーが一同に会する結構ビッグなイベント。
3年前の松下電器システムドメインの幹部という立場が変わり、
1ディラーとして2回目の出席だった。
昔の仲間に変貌を遂げてお会いするのも楽しみになってきた。
その会場でPHP研究所の谷口全平氏から、
松下幸之助に学ぶ「革新の心~事業にかけた思い~」という
特別講演をお聞きした。
昭和46年に松下電器に入社した際は、
まだ創業者は健在で、お目にかかる機会は何度かあり
書籍もほとんど目を通しているので、正直、新鮮味はない。
しかし、あらためて記者クラブでの話や
青年会議所での講和のビデオ見せていただくと、
やはりさすがにすごい人という感が強くなる。
ビジネスマンにとって何が大事か、という外人記者の質問に
「愛されること、人に愛されないビジネスマンは成功しませんな。」
という言葉は何より説得力がある。
青年会議所での講演で、
「会社経営に大事なことは私心を持たないこと。
いくら能力があっても私心のある人は失敗する。
私もいつも私心と戦っている。」という言葉もインパクトがあった。
「来年、政経塾を作るが、永遠に生きると考えて挑戦している。
例え私が死んでも、必ず誰かが引き継いでくれる。」
「成功するための秘訣は成功するまでやめないこと。
成功するまでするまで続ければ必ず成功する。」
一つ一つの話に思わずわが身を反省してしまう。
松下幸之助・革新の心得十カ条というものが配られた。
今でも十分に通用する。
第1条・やり方は無限にある
販売一つでも成功する方法は一つではない。やり方は無限である。
あきらめることなく、他に方法はないかと考え、求め続けたい。
第2条・危機を認識する
危機がないのではない。危機を発見する努力を怠っているのだ。
どのような組織にも危機は必ず忍び寄ってくる。
第3条・感謝し徹底した反省を行う
画期的な発明、発見、創造は、感謝と反省の中から生まれてくる。
与えられた使命、仕事に感謝し、徹底した反省を行いたい。
第4条・困難は革新の端緒
うまくいっているときはなかなか革新できない。困難あればこそ、
気持ちも引き締まれば知恵も出て、果敢な挑戦も可能となる。
第5条・白紙に戻して考える
これまでの知識や常識、成功した体験にとらわれていたのでは、
新しい生き方は見いだせない。とらわれを抜け出して白紙で考えよう。
第6条・衆知を集める
自分一人の知恵には限りがある。特にこれまでにない新しい方法、
生き方を見出そうとするならばなおさらのこと、衆知が欠かせない。
第7条・大きな目標を掲げる
概して人は、手近な目標だと小手先で解決しようとしがち。
小手先では通じぬ大きな目標をかかげてこそ、抜本的な革新も図られる。
第8条・“できない”ではできない
何事もやる前から“できない”と考えたのでは、できることもできなくなってしまう。
まず、必ずできると心の底から強く信じたい。
第9条・勇気を持つ
大きな革新には痛みがともなう。おびえずひるまず、伝統をたいせつにしつつも、
変えるべきは大胆に変える勇気を持ちたい。
第10条・最善の上にも最善がある
昨日の最善は今日の最善ではない。現状にあぐらをかかず、
日に新たなものの見方、取組みを心がけたい。
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